「ドル/円、米大統領選絡みで神経質な展開に」 外為トゥデイ 2020年11月9日号

f:id:gaitamesk:20190816133345p:plain

目次

▼6日(金)の為替相場
(1):独鉱工業 予想を下回る
(2):米雇用統計好結果もドルの反応限定的
(3):英EU電話会談への思惑にポンドは上下

▼6日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
上値の重い展開継続

▼本日及び明朝の注目イベント

6日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201109092821p:plain期間:6日(金)午前7時10分~7日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独鉱工業 予想を下回る

独9月鉱工業生産は前月比+1.6%と予想(+2.5%)を下回る伸びに留まった。ただ、8月分は前月比-0.2%から+0.5%へと上方修正された。

(2):米雇用統計好結果もドルの反応限定的

米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が63.8万人増、失業率が6.9%と、予想(58.0万人増、7.6%)より良好だった。労働参加率も61.7%と予想(61.5)以上に上昇した。ただ、米大統領選の結果が投票から3日を過ぎても確定しない異例の事態の中でドルの反応は限定的だった。その後、米国株が反落して始まるとドルに買い戻しが入ったが、米大統領選はバイデン氏優位との見方が続く中、ドルの反発は鈍かった。

(3):英EU電話会談への思惑にポンドは上下

ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が7日に電話会談を行う事を欧州連合(EU)当局者が明らかにすると、通商交渉が進展するとの期待からポンドは強含んだ。ただ、バルニエEU首席交渉官は、英国が主要問題で何ら動きを見せていないとした上で、「ジョンソン首相に合意を成立させる意思があるのなら、姿勢を転換する政治決断を下さなければならないだろう」との見方を示した。このため、ポンドは伸び悩んだ。

6日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

f:id:gaitamesk:20201109092904p:plain

ドル/円の見通し:上値の重い展開継続

6日のドル/円は、欧州市場で103.18円前後まで下落して約8カ月ぶりの安値を記録。NY市場では米10月雇用統計後に反発したものの、103.70円台で頭打ちとなり103.30円台に押し戻されてクローズした。今朝も103.20円前後まで弱含むなどドル安の流れが続いている。米大統領選におけるバイデン氏勝利を織り込む形のドル安であり、中国人民元は対ドルで約2年5カ月ぶり高値を付けている。

ドル/円も103円台割れへのドル安進行に警戒が必要と見られ、上値の重い展開が続きそうだ。ただ、トランプ米大統領の不規則発言が一時的にせよドル高に繋がるリスクにも留意しておきたい。トランプ陣営は「まだ選挙は終わっていない」と表明しており、大統領選を巡る不透明感が広がれば、これまでの反動からリスク・オフのドル高に振れる事も考えられる。いずれにしても、ドル/円は米大統領選に絡んで神経質な相場展開となりそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

f:id:gaitamesk:20201109083835p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

●免責事項 本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
top