2020年11月11日
【ドル/円】：小動き。105円台の上値抵抗に注意。104.70割れで一段の下落リスクが点灯。
ドル/円は小陽線で終え、上昇一服となりました。前日の大陽線が103円台の足元を支えており、急落地合いに繋がり難いと見られますが、ドル急伸時にすり抜けた104円台の足元が不安定な状態にあることから、104.80-90の抵抗を下抜けて終えるか、104.70割れを見た場合は下落余地がさらに拡がる可能性に注意が必要です。逆に106.00超えで終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなりますが、この場合でも106.30～107.00ゾーンに週足、月足の抵抗が控えており、ドル急騰にも繋がり難いと見ています。 ドル買いは105.00-10の押し目を拾って104.70で浅めに撤退するか、104.20以下の押し目待ちとします。この場合の損切りは103.40で撤退です。これが付いた場合は下値リスクが点灯します。 ドル売りは105.40-50で戻り売り。105.80で浅めに撤退です。 日足の上値抵抗は105.40-50、105.90-00、106.20-30に、下値抵抗は105.00-10、104.40-50、104.00-10にあります。
【ユーロ/円】：押し目買い。125.00超えで終えれば一段の上昇へ。
ユーロ/円は値幅の小さい寄せ線で終え、上昇一服となりました。下値を切り上げる流れを維持していますが、125.00超えで終えるまでは上値余地も拡がり難く下値リスクを残します。買いは1日様子見か、123.50-60の押し目待ちとします。損切りは122.90で撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、122円割れで終えない限り、“弱気”に変化しません。売りは様子見です。
【ユーロ/ドル】：押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは小幅続落となりました。下げ余力の強いものではなく、下値抵抗も守っているので、押し目買い方針継続とします。買いは1.1760-70で押し目買い。損切りは1.1690で撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。ユーロ売りは様子見か1.1890-00の戻りを待って軽く売り向かい。損切りは1.1930で撤退です。強い上値抵抗は1.1910-20、1.1960-70に、下値抵抗は1.1750-60、1.1710-20にあります。1.1600割れで終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化します。逆に1.1960-70超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
