「ドル/円、株安背景に下値探る動き」 外為トゥデイ 2020年11月13日号

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目次

▼12日(木)の為替相場
(1):英GDP、鉱工業 予想に届かず
(2):米新規失業申請改善もCPI鈍化
(3):EU外交官ら通商交渉に悲観的 ポンド下落
(4):米欧3中銀首脳討論会 先行きに慎重姿勢
(5):米株下げ幅拡大 円買い優勢

▼12日(木)の株・債券・商品市場・外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:株価動向がカギ

▼本日の注目イベント

12日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201113102017p:plain期間:12日(木)午前7時10分~13日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英GDP、鉱工業 予想に届かず

英7-9月期国内総生産(GDP)は前期比+15.5%と4-6月期(-19.8%)から急回復したものの、伸び率は予想(+15.8%)に届かなかった。その他、英9月鉱工業生産は前月比+0.5%(予想:+1.0%)、英9月貿易収支は93.48億ポンドの赤字(予想:93.00億ポンドの赤字)であった。

(2):米新規失業申請改善もCPI鈍化

米新規失業保険申請件数は70.9万件と、市場予想(73.1万件)を下回り、コロナ禍の影響が強まった3月後半以降で最少水準に改善した。一方、米10月消費者物価指数は前月比±0.0%、前年比+1.2%と予想(+0.1%、+1.3%)を下回り、前月(+0.2%、+1.4%)から鈍化。食品とエネルギーを除いたコア指数も前年比+1.6%と予想および前月(いずれも+1.7%)を下回る伸びに留まった。

(3):EU外交官ら通商交渉に悲観的 ポンド下落

英国と欧州連合(EU)の通商交渉について英メディアは、EU外交官らに悲観ムードが漂っていると報じた。これ以前には、ジョンソン英首相の上級顧問が辞任を表明した事も伝わった。これらを受けてポンドは弱含んだ。

(4):米欧3中銀首脳討論会 先行きに慎重姿勢

欧州中銀(ECB)主催のフォーラムで、ラガルドECB総裁とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長、ベイリー英中銀(BOE)総裁がパネル討論を行った。ラガルド総裁は「不確実性がさほど小さくなっていないことは明確」などと発言、パウエル議長も「米景気回復は予想より速く力強い。ただ、向こう数カ月は厳しい時期になる」と慎重な見方を示した。ベイリー総裁は、中銀の緩和カードが残り少なくなる中、「我々は、(金融政策の)革新を続けていかなければならない」と話した。

(5):米株下げ幅拡大 円買い優勢

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない事や、米政権と民主党の追加経済対策協議に進展がない事を嫌気して米国株が下げ幅を拡大する中、円買いが優勢となった。豪ドル/円が76円台を割り込んだ他、ドル/円は米長期金利の低下も重しとなり105.00円台まで下落した。

12日(木)の株・債券・商品市場・外為注文情報

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注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:株価動向がカギ

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.3%下落。欧米株安を背景に円買い優勢の展開となり、NY市場終盤には105.07円前後まで下落した。欧州や米国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない事や、米国の追加経済対策の合意が数カ月以上先になる見通しとなった事が投資家心理を冷やし、米長期金利も大きく低下した。

日本でも昨日のコロナ感染者が過去最多を更新しており、本日の日本株は下落が避けられそうにない。アジア株が全面安となればドル/円も105円台の維持は難しいだろう。104.70円台の20日移動平均線や104.60円台の日足一目均衡表の基準線がサポートとして機能するか注目したい。本日は、欧米市場でも週末を控えた株価の動向がカギとなろう。

本日の注目イベント

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