「トルコリラが驚きの急上昇」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年11月9日~11月13日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年11月9日~11月13日の営業日

▼変動率ランキング
ペソとリラで明暗


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)が安定の5連続首位


▼取引高ランキング
ユーロ/ドルが上昇

変動率ランキング:リラが突如の上昇

期間中の為替相場は、先週と比べ全体的には似たような変動率だったが、トルコリラだけは別次元の値動きであった。変動率1位になったのはトルコリラ/円で、変動率は実に13.41%と2ケタを記録した。同じく変動率ランキングで見ると、続くユーロ/トルコリラ、ドル/トルコリラも変動率11%台を記録し、同時期の他通貨ペアを圧倒している。前週は、バイデン候補の米大統領当選が確実視される中、トルコへの制裁懸念が高まりリラ安となっていた。集計週においてもバイデン候補優勢は変わらなかったが、週末にあったトルコ中銀総裁の解任、またアルバイラク財務相の辞任などがリラ高を演出した。これは、今回の人事刷新で政策金利の大幅な利上げがあるのではないかという思惑が市場に広がったためであり、集計週の週初からリラが買い戻された。トルコ経済の回復には利下げが必要と主張しているエルドアン大統領の動向に注目が集まるが、現在のところ「中銀の政策をサポートする」と表明しており、これまであった強烈な利下げへのこだわりが封じられている可能性がある。市場の関心は19日のトルコ政策金利発表に向いており、市場予想通りに利上げがあった場合のリラの反応のほか、仮に利上げが行われなかった場合に起こりうるリラの急落なども事前に想定しておきたい。

また、集計週のトピックとしては9日に報道された新型コロナウイルスのワクチンについてだろう。関係筋の話として感染予防に有効なワクチン開発に成功したというヘッドラインは瞬く間に株価を引き上げた。ドル安が進んでいた外国為替市場でもドル高への反転が起きた。ドル/円は、103円10銭台から、5時間ほどで105円60銭台へ急伸した。

ドル/円は変動率2.40%の16位になった。前述の通り上昇した後は上値が重く、週末には104円50銭台までの軟調推移であった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち20通貨ペアと、前回の22から減少した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは9で、こちらは前回の10から減少した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 TRY/JPY 13.41% 13.829 12.194
2 EUR/TRY 11.84% 10.0479 8.9843
3 USD/TRY 11.19% 8.447 7.5971
4 RUB/JPY 5.47% 1.388 1.316
5 NOK/JPY 4.76% 11.745 11.211
6 ZAR/JPY 4.56% 6.9 6.599
7 MXN/JPY 4.47% 5.236 5.012
8 NZD/JPY 3.97% 72.796 70.013
9 GBP/JPY 3.35% 140.289 135.74
10 CAD/JPY 2.98% 81.417 79.06
11 SEK/JPY 2.90% 12.257 11.911
12 EUR/NZD 2.77% 1.7516 1.70444
13 AUD/JPY 2.70% 77.095 75.07
14 SGD/JPY 2.46% 78.37 76.485
15 HKD/JPY 2.44% 13.616 13.292
16 USD/JPY 2.40% 105.671 103.192
17 USD/CHF 2.32% 0.91911 0.89826
18 EUR/GBP 2.11% 0.9047 0.88604
19 CNH/JPY 2.08% 15.98 15.655
20 EUR/JPY 2.02% 125.136 122.661
21 NZD/USD 1.96% 0.69137 0.67809
22 USD/CAD 1.89% 1.31718 1.29276
23 GBP/AUD 1.84% 1.82665 1.79369
24 AUD/NZD 1.74% 1.07293 1.05462
25 AUD/USD 1.64% 0.73394 0.72209
26 GBP/USD 1.57% 1.33114 1.31062
27 EUR/USD 1.48% 1.19198 1.17454
28 CHF/JPY 1.41% 116.101 114.488
29 AUD/CAD 1.35% 0.95614 0.94337
30 EUR/AUD 1.28% 1.63501 1.6144

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が安定の6連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、先週に続き、ユーロ/トルコリラ(売)がスワップポイントで第1位となった。リラ高が顕著であった集計週であれば、同ポジションはスワップポイントのほか為替差益も狙えたため、よい取引結果になっただろう。次いで、ドル/トルコリラ(売)の2位も先週に続いている。ロシアルーブル/円は2週連続の陽線となっており、スワップポイント狙いのトレードには好環境となっている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 1479 50,000
2 USD/TRY 913 43,000
3 RUB/JPY 720 90,000
4 CNH/JPY 420 70,000
5 ZAR/JPY 390 30,000
6 MXN/JPY 360 30,000
7 TRY/JPY 141 6,000
8 EUR/USD 115 50,000
9 EUR/NZD 106 50,000
10 EUR/GBP 82 50,000
11 EUR/AUD 58 50,000
12 USD/CHF 54 43,000
13 NOK/JPY 50 50,000
14 EUR/JPY 47 50,000
15 USD/JPY 45 43,000
16 CHF/JPY 30 47,000
17 GBP/JPY 11 56,000
18 AUD/JPY 6 31,000
19 CAD/JPY 0 33,000
19 GBP/AUD 0 56,000
19 NZD/JPY 0 30,000
19 NZD/USD 0 30,000
19 GBP/USD 0 56,000
19 HKD/JPY 0 60,000
19 SEK/JPY 0 50,000
19 SGD/JPY 0 32,000
27 AUD/USD -20 31,000
28 AUD/CAD -53 31,000
29 USD/CAD -71 43,000
30 AUD/NZD -72 31,000

 

取引高ランキング:ポンド/円が上昇

期間中の取引高ランキングの注目は3位に飛び込んだポンド円だろう。新型コロナウイルスの感染拡大に悩む英国にとっては、ワクチン開発の報道は大きなポジティブ材料であり、ポンドは素直に上昇した格好だ。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 GBP/JPY 5
4 AUD/JPY 3
5 EUR/JPY 6
6 EUR/USD 4
7 TRY/JPY 9
8 ZAR/JPY 7
9 GBP/USD 8
10 NZD/JPY 11
11 AUD/USD 10
12 EUR/GBP 14
13 USD/TRY 22
14 GBP/AUD 12
15 EUR/AUD 13
16 RUB/JPY 15
17 NZD/USD 18
18 CAD/JPY 16
19 EUR/TRY 23
20 CHF/JPY 19
21 CNH/JPY 17
22 EUR/NZD 26
23 USD/CAD 24
24 USD/CHF 20
25 AUD/NZD 21
26 HKD/JPY 27
27 SEK/JPY 29
28 NOK/JPY 25
29 AUD/CAD 28
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は新型コロナウイルスのワクチン開発の報道、またリラ高が進んだ期間だった。今週は注目のトルコ政策金利のほか、南アでも金利発表が予定されている。米大統領選については、バイデン候補がすでに300人を超える選挙人を獲得すると見られており、勝負が決したようである。トランプ大統領が各地で選挙再集計の訴訟を起こしているが、不正は無かったとして却下される事例も見られており、自身の敗北を覆すのがますます困難になっている。ただ、大統領が思わぬ策で打って出る可能性は無いとは言い切れないため、関連報道は注意したい。

欧州に目を移すと、先週のラガルドECB総裁の会見は大きな相場変動につながらなかった。英国とEUの貿易交渉は、ここに来て英主要官僚の辞任や解任劇があり、交渉の関係者には悲観が広がっているという。すでにジョンソン首相が示した交渉期限を過ぎているが、どのような結末になるのかはしばらくウォッチが必要だろう。

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