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ドル/円:上値抵抗を抜けきれない状態。106.00超えで終えれば下値リスクがやや後退。103.50 割れで下値リスクが点灯、103.00割れを見た場合はドルの下落幅拡大に注意。

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※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/21号(12/20配信)までとし、年初は1/4号(1/3配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

ドル/円:上値抵抗を抜けきれない状態。106.00超えで終えれば下値リスクがやや後退。103.50 割れで下値リスクが点灯、103.00割れを見た場合はドルの下落幅拡大に注意。

直近の日足は小陰線で終え上値を切り下げているが、11/6に付けた103.18を直近安値として下値を切り上げる流れを守っており、小反発に転ずる可能性を残している。一方で、先週の上値トライでも104.80-90の上値抵抗にも届かずに押し戻されており、反発余地が限られる可能性が高い状態にある。現状は日足の下値抵抗ポイントである103.70-80を守っているが、これを下抜けて終えた場合や103.50割れを見た場合は下値リスクが点灯、値動きの中で103.00割れを見た場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して101円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。逆に、可能性がやや低いと見ているが、105.60-70の日足の抵抗をしっかり上抜けて106.00超えで終えることが出来れば、日足の形状が改善して上値余地がもう一段拡がり易くなる。この場合でも中期トレンドがまだ弱く、週足、月足の上値抵抗が106.50~107.00、107.50~108.00に控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見られる。日足の上値抵抗は104.40-50、105.00-10、105.60-70に、下値抵抗は103.70-80、103.10-20、102.20-30にある。21日、120日、200日移動平均線は104.42、105.78と106.58に位置しており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 一方週足を見ると、小陽線で前週の陰線を切り返しており、上値トライの可能性を残して越週したが、104.80-90の週足の抵抗を上抜けきれずに押し戻されており、上値の重い感が否めない。現状は103.10-20の週足の抵抗を守っているが、強いものではないので、これを割り込んで越週するか、値動きの中で103.00割れを見た場合は、一段のドル下落リスクに要注意。逆に、105.90超えで越週した場合は上値余地が若干拡がり易くなるが、107.00-10に一段と強い抵抗が控えており、107円はまだ大きな壁となろう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は104.90-00、105.10-20、105.80-90に、下値抵抗は103.60-70、103.10-20、101.10-20にある。31週、62週移動平均線は、106.07と107.39に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っている。 今週の戦略は、ドル買いは103.70-80で軽く押し目買い。損切りは103.40で浅めに撤退。ドル売りは104.40-50で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を105.00-10まで見ておく必要がある。損切りは浅い場合は105.20で撤退。深い場合は下値リスクがやや後退する105.70に置く必要がある。 上値は、104.20-30に軽い抵抗が、104.40-50、104.80-90、105.00-10に強い抵抗があり、上値余地が限られる展開が予想されるが、105.30-40、105.60-70の抵抗を全てクリアして106.00超えで終えることが出来れば、下値リスクが軽減されてもう一段上値余地が拡がり易くなる。この場合でも中期トレンドが弱いことや、106.50-60、107.00-10に一段と強い抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見られる。下値は、103.70-80に日足の抵抗があるが、これを下抜けて終えた場合や103.50割れを見た場合は下値リスクが点灯、値動きの中で103.00割れを見た場合は、新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなり、101円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。下値抵抗は、102.50-60、102.20-30、101.70-80、101.50-60、101.10-20。

ドル/円【日足】期間:2020/03/26~2020/11/27(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/10/13~2020/11/27(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ニュートラルからやや弱気”。125.00超えで終えれば一段の上昇へ。

日足は小陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げているが、単体では上昇余力の強いものではないことや、124.50-60の抵抗を上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態にある。125.00-10の抵抗を上抜けて終えた場合は、短期トレンドが“ユーロやや強気”に変化して、上値余地がもう一段拡がり易くなるが、この場合でも長期トレンドがまだ弱く、月足の上値抵抗が127.00-10に、これを上抜けて越月した場合でも長期的な上値抵抗が130.00~130.50ゾーンに控えており、131円台で越月するまでは長期トレンドが強気転換せず、下値リスクを残すことになる。逆に125円乗せトライに失敗して、123円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、122円割れで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化して一段の下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は124.50-60、125.00-10、126.40-50に、下値抵抗は123.90-00、123.40-50、122.40-50にある。21日、120日移動平均線は123.47と123.58にあり、短期的な下値抵抗として働いているが、強いものではない。しかし、200日線は121.51に位置しており、中期的なサポートとなる可能性を内包している。 一方直近の週足は前週の陰線を切り返して陽線が出ており、下値を切り上げているが、9月に付けた127.08を直近高値として上値を切り下げて来た流れからは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態にある。この週足の上値抵抗は124.60-70にあるが、これをしっかり上抜けて越週するか、日足が125.00超えで終えた場合は、短期トレンドが変化して上値トライの動きが強まり易くなる。但し、この場合でも長期トレンドがまだ弱く、127円超えから厚くなる上値抵抗にぶつかる可能性にも注意する必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は前述の124.60-70と126.10-20、127.00-10に、下値抵抗は、123.00-10、121.80-90にある。31週、62週移動平均線は122.40と121.11に位置しており、中期トレンドが“ユ―ロ強気”に入った可能性が生じている。 今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か123.50-60の押し目待ち。損切りは122.80で撤退。ユーロ売りは124.60-70で売り向かい。損切りは125.10で撤退としたい。125.00超えで終えた場合は短期戦略をユーロの押し目買いに転換。 上値は、124.60-70、125.00-10に強い抵抗があるが、全てクリアして125.00超えで終えた場合は、“ユーロ強気”の流れに変化して、126~127円台にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。上値抵抗は125.70-80、126.00-10、126.40-50、126.80-90、127.00-10、127.40-50。下値は、124.20-30に軽い抵抗が、123.90-00、123.50-60、123.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、123.00割れで終えた場合は下値リスクが点灯、122.80-90、122.30-40、122.00-10の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが生じて120~121円ゾーンの足元を固め直す動きが強まり易くなる。この下の抵抗は121.60-70、121.10-20、120.80-90、120.20-30、119.90-00。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2020/05/12~2020/11/27(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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