「ドル/円、決め手欠く」 外為トゥデイ 2020年12月7日号

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目次

▼4日(金)の為替相場
(1):EU当局者「英と合意目前」 ポンド一時上昇
(2):米11月雇用統計 改善のペースは5月以降最低
(3):バルニエ氏 交渉一時中断を発表 ポンド下落
(4):米経済対策期待で米株上昇 NYダウ最高値更新

▼4日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
104円台中心で推移

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

4日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201207100430p:plain期間:4日(金)午前7時10分~5日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):EU当局者「英と合意目前」 ポンド一時上昇

欧州連合(EU)当局者が「英国との通商交渉は合意が目前に迫っている」との見解を示した事が伝わると、139.40円台まで下落していたポンド/円は一転して買いが優勢となった。しかしその後、ミシェルEU大統領が「交渉は継続中であり、合意には加盟27カ国の承認が必要」との認識を示した上で「協議がまとまることを望むが、何らかの犠牲を払うべきではない。EUにとっては『公平な競争の場』が鍵となる」と述べた事などから、ポンドは上げ幅を縮小した。なお、これ以前にはフランスのボーヌ欧州問題担当副大臣が「英国との通商合意に満足できなければフランスは拒否する」と発言していた。

(2):米11月雇用統計 改善のペースは5月以降最低

米11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が24.5万人増、失業率が6.7%(予想:46.0万人増、6.7%)となった。非農業部門雇用者数は前月(61.0万人増)から伸びが鈍化。失業率も前月(6.9%)から0.2ポイントの低下に留まった。改善のペースとしては、いずれもコロナ禍からの回復が始まった5月以降で最低となった。

(3):バルニエ氏 交渉一時中断を発表 ポンド下落

英国との通商交渉を担当するバルニエEU首席交渉官が、「交渉を一時中断する」と発表。バルニエ氏はこの日までの交渉について「合意の条件を満たしていない事をお互いに同意した」「英海域でのEU漁船の漁業権や、公正な競争環境の確保、紛争解決などのガバナンスの3点で重大な相違がある」と指摘した。これを受けてポンドは再び下落した。

(4):米経済対策期待で米株上昇 NYダウ最高値更新

経済対策への期待などから米国株が上昇。引けにかけてNYダウ平均が一段高となり史上最高値を更新した。米共和党の有力上院議員が9080億ドル規模の追加経済対策に支持を表明した事などから年内妥結の機運が高まった。ただ、為替市場は株価の上昇には反応薄だった。

4日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:104円台中心で推移

4日のドル/円は小幅高で104円台を回復。米11月雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回るなど冴えない結果となったがドル売りの反応は限られ、一巡後は104.24円前後まで反発した。雇用統計が冴えなかった事で米議会が追加経済対策の合意を急ぐとの期待が高まり、株高・債券安(金利上昇)・ドル高が進行するというやや倒錯気味のNY市場であった。

ドルの先安観測は根強いものの、年末に向けてドル売りポジションを手仕舞う動きも入りやすい時期になってきた。本日のドル/円は104円台を中心に決め手を欠く相場展開となりそうだ。

注目の経済指標

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注目のイベント

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