「ドル/円、上値は重いが下値も堅い」 外為トゥデイ 2020年12月8日号

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目次

▼7日(月)の為替相場
(1):中国11月貿易収支 予想を上回る
(2):英EU交渉打ち切り観測 ポンド売り活発化
(3):英EU交渉継続で合意 ポンド反発

▼7日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
方向感欠く展開継続

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

7日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201208093717p:plain期間:7日(月)午前7時00分~8日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国11月貿易収支 予想を上回る

中国11月貿易収支は754.3億ドルの黒字を計上。輸出の大幅な伸び(前年比+21.1%)を背景に、黒字額は予想(537.5億ドル)を大きく上回った。ただ、米国政府が香港議会の民主派議員の資格はく奪を巡り、中国当局者に新たな制裁を発動する準備を進めているとの報道などから、日本株や中国・上海株が下げ幅を拡大する中、豪ドルの反応は限られた。

(2):英EU交渉打ち切り観測 ポンド売り活発化

英国と欧州連合(EU)の通商交渉について、バルニエEU首席交渉官は(一部で報じられた)漁業権で合意に近いとの見方を否定した事をEU外交官が明らかにした。続いて、英政府関係者から「EUとの通商交渉は、進展がなければ7日に打ち切る公算」と伝わるとポンド売りが活発化。ポンド/円は短時間に1円超急落した。なお、クロス円はポンド/円の急落につれ安した一方、ドル/円はポンド/ドルが下落した影響から広範にドル高が進んだためやや強含んだ。

(3):英EU交渉継続で合意 ポンド反発

通商交渉に絡んで緊急協議を行った英国のジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長が共同声明を発表。「最終的な合意をまとめるための状況にはまだ至っていないとの見解で一致した。公平な競争条件、ガバナンス、漁業権という3つの問題で深刻な隔たりが残っているためだ」と表明した。一方、数日以内にブリュッセルにおいて対面で協議を行う準備を進めるとして交渉継続で合意した事も明かにした。これを受けてポンドは一旦下落したのち反発した。

7日(月)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:方向感欠く展開継続

昨日のドル/円は104.00円前後でほぼ横ばいの動き。ポンド安主導のドル高によって104.31円前後まで上昇したが上値は重かった。その後、米国債利回りの低下でドルが売り戻されると103.92円前後まで下落したが下値も堅かった。

本日も決め手に乏しく、方向感を欠く展開が続きそうだ。今週は、英国と欧州連合(EU)の通商交渉、欧州中銀(ECB)理事会、EU首脳会議と、欧州に重要イベントが集中しており、為替市場ではポンドやユーロが主役の相場展開になりやすい。脇役扱いのドルと円の力関係に大きな差は生じにくいと考えられる。ドル/円の104.70-75円前後の上値抵抗と103.65-70円前後の下値支持は、いずれも突破困難であろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

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