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ボリバン2σ上限から反落、来週は利下げか、ペメックスに汚職問題

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総括

ボリバン2σ上限から反落、来週は利下げか、ペメックスに汚職問題

予想レンジ 5.0-5.5 

(ポイント) 
*11月CPIは伸びが鈍化
*ペメックスの汚職問題が発覚
*来週の政策金利は0.25%引き下げか
*今週は10月鉱工業生産、10月外貨準備高の発表がある
*11月製造業は小幅改善
*11月の新車販売、2月以来の水準に回復
*2286億ペソの追加インフラ計画を発表
*コロナ感染状況は悪化
*3Q経常黒字が急増 ペソの支え
*海外からのメキシコ向け投資や送金は増加
*中銀によればここまでの景気回復は外部セクターに依存
*来年の成長率予想引き下げ
*原油高も好材料
*コロナ感染者数は100万人を超えた
*フィッチは格付け据え置き
*雇用はやや改善
*対米貿易依存度が頗る高い

(政策金利引き下げか、11月CPI伸び率鈍化で)
 11月の消費者物価指数(CPI)は、前年比3.33%上昇と予想の3.42%上昇を下回り、5カ月ぶりの弱い伸びとなった。前回会合で利下げを一時停止した中銀が再び金利を下げ始めるとの見方が高まった。10月のCPIは前年比4.09%上昇だった。
毎年恒例の「Buen Fin(良い週末)」と呼ばれるセール時期が物価上昇圧力を和らげた。。安売りによって半月、月間、年間ベースの物価圧力が抑制された。
 深刻な景気後退や弱気な財政政策、名目金利が依然比較的高い点を踏まえると、物価の状況は中銀にさらなる緩和を促すと見られている。
 次回の政策決定会合は12月17日。
 11月のCPIの前月比は0.08%上昇。4月(1.01%下落)以来の弱さだった。
変動の大きい一部品目を除くコア指数は前月比0.08%低下。前年比は3.66%上昇だった。

 (今週の指標)
本日、10月鉱工業生産の発表がある。予想は前年比5%減。9月は6.2%減だった。
また10月外貨準備の発表もある。

(コロナウイルス感染防止策の実施を大統領が国民に呼び掛け)
ロペスオブラドール大統領は12月4日、国民に対して、自らの責任において新型コロナウイルス感染防止策を講じるようよう呼び掛けた。この背景には、12月に入ってから感染確認者数が急増していることがあるが、12月にはグアダルーペの日やクリスマスなどの祝日により、親戚や友人が集まる機会が多くなり、感染リスクが高まることも踏まえている。具体的には、(1)不要不急の外出の自粛、(2)外出時の衛生的な距離の確保、(3)家族や友人とのコミュニケーションにおける電話などの活用、(4)パーティーなどの自粛、(5)新型コロナウイルス感染症の症状が出た場合や重症化リスクが高い人々の速やかな通報および検査の受診、などを呼び掛けるとともに、政府は病床、医療機器、医療従事者の拡充
に取り組んでいくことを表明した。

(ペメックス賄賂問題)
 オランダの商品取引会社ビトルは2015-20年の間、メキシコ国営石油会社(ペメックス)に賄賂を提供したとされている。ビトルはメキシコとエクアドルで2億ドルの賄賂を供したことを認めている。
 またS&Pはメキシコ格付けを変える次なる要因はこのペメックスの財政状況としている。

(株価指数ボリバルは再びマイナス圏へ)
12月10日のボリバル指数は43518.71で僅かながらも年初来マイナス圏(-0.05%)へ下落
先週終値は0.24%高の43646.03だった。

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テクニカル分析

ボリバン上限から反落

 日足、ボリバン2σ上限から反落。12月1日-10日の上昇ラインがサポート。12月9日-10日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。雲の上。
 週足、5週連続陽線。今週は陰転か。11月9日週の高値5.24を一時上抜く。
11月16日週-30日週の上昇ラインがサポート。雲の上へ。
月足、6月-9月の下降ラインを上抜く。9月-10月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位。雲の下。
 年足。16年-19年の上昇ラインを下抜く。下ヒゲは伸ばしている。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

環境問題で遅れ

 ロペスオブラドール大統領は気候変動対策に消極姿勢を続ける。火力に依存する電力公社CFEや石油会社ペメックスを保護するため、風力や太陽光などの再生可能エネルギーに関し、国家電力システム(SEN)に接続する新たな試運転を認めなかった。
 こうした決定に対し、米議会の超党派の議員43人は10月下旬、「メキシコ政府はCFEとペメックスを守るためにあらゆる規制を導入している」と批判する声明を公表した。メキシコにとって米は最大の貿易相手国。関係が悪化すれば経済への影響は避けられない。
 国際エネルギー機関(IEA)によると、2018年の二酸化炭素(CO2)の排出量の国別ランキングで、メキシコは世界12位、ブラジルは14位に位置している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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