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「ドル/円、103円台後半の攻防」 外為トゥデイ 2020年12月14日号

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目次

▼11日(金)の為替相場
(1):豪産鉄鉱石価格上昇 豪ドル高
(2):英EU交渉「合意なし」の可能性高まる
(3):米ミシガン大信頼感 前月から上昇
(4):米NY飲食屋内営業禁止へ 米株下落

▼11日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
103円台後半の攻防

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

11日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201214093421p:plain期間:11日(金)午前7時10分~12日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪産鉄鉱石価格上昇 豪ドル高

豪州の主要輸出品である鉄鉱石の価格が中国需要の増加期待などから上昇。中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を前日より元高方向に設定した事もあって、対ドルを中心に豪ドル高が進行した。豪ドル/円は、ドル/円の下落によって弱含んでいたが、これをきっかけに反発。その後、豪ドル/米ドルが約2年半ぶりの高値を示現すると、豪ドル/円も2019年4月以来の高値となる78.78円前後まで上値を伸ばした。

(2):英EU交渉「合意なし」の可能性高まる

フォンデアライエン欧州委員長が欧州連合(EU)首脳らに対し、英国との通商交渉について「合意なしの公算が最も大きい」と述べた事が伝わるとポンドが下落。ユーロも連れ安した。ポンド/円は、その後ジョンソン英首相が「合意なき離脱の可能性が高い」との見解を示した事から136.77円前後まで下落して11月9日以来の安値を付けた。

(3):米ミシガン大信頼感 前月から上昇

米12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は81.4と市場予想(76.0)に反して前月(76.9)から上昇した。なお、これ以前に発表された米11月生産者物価指数は前月比+0.1%、前年比+0.8%(予想:+0.1%、+0.7%)であった。

(4):米NY飲食屋内営業禁止へ 米株下落

米NY州知事は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、NY市内の飲食店の屋内営業を14日に停止すると発表。これを嫌気して米国株が下げ幅を拡大すると豪ドル/円は78.19円前後へと弱含んだ。

11日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:103円台後半の攻防

11日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。「通商合意なき欧州連合(EU)離脱」への懸念でポンドが下落した事などからドルは全般的に強含んだが、円はそれ以上に強く、ドル/円は一時103.82円前後まで下落した。

本日は、11月中旬以降の下値支持である103.65円前後を維持できるかが見どころとなりそうだ。本邦機関投資家らを中心に103円台後半の買い意欲は強いとされており、東京市場では一定の底堅さを維持する公算だが、欧米市場で下値摸索の機運が再燃してもおかしくないだろう。仮に、103.65円前後のサポートを割り込めば11月6日安値の103.18円前後まで下値メドが切り下がる。103円台後半を巡る攻防が本日の焦点だ。

注目の経済指標

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注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。