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「ポンド安・豪ドル高が明白に」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年12月7日~12月11日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年12月7日~12月11日の営業日

▼変動率ランキング
ポンド安・豪ドル高が明白に


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)が安定の10連続首位


▼取引高ランキング
ポンド勢がそろって上昇

変動率ランキング:ポンド安・豪ドル高が明白に

期間中の為替相場全体は、先週に比べて若干動意は出たものの、おとなしい相場変動であった。新型コロナウイルスについて、ワクチン開発の報道のほか、各国で接種がはじまるなど、経済正常化への期待から株価が堅調となり、さながらリスクオン相場となっている。為替相場でも、株価と連動すると言われる豪ドルが強かった。一方でハードブレグジット懸念がぬぐえない英国ポンドは、週末にかけて大きく下落した。その結果、最も変動した通貨ペアはポンド/豪ドルとなった。特に、10日英政府関係者が「非常に大きな溝が両サイドに残っている」「溝が埋まるかはまだ明確ではない」などと述べた事が伝わると下落スピードが加速した。週末13日にジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談があったが、貿易交渉の継続のみが決まった。

ユーロ/トルコリラが前回同様の第2位に、ドル/トルコリラが第3位に入っている。大幅利上げから一カ月が経とうとする中、EU首脳会議での経済制裁のリスクが高まりから一時下げた。その後は値を戻したが、米国による制裁発動もささやかれており、予断を許さない。

また第5位の南アランド円は週足で上髭が残るが上昇を継続している。

ドル/円は変動率0.73%の28位になった。米国で経済対策がまとまらず、値動き材料の乏しい状況が続いている。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち14通貨ペアと、前回の10から増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは4通貨ペアで、こちらは前回の2から増加した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 GBP/AUD 3.78% 1.80844 1.74258
2 EUR/TRY 3.26% 9.7316 9.4247
3 USD/TRY 3.19% 8.0251 7.7773
4 TRY/JPY 3.11% 13.351 12.948
5 ZAR/JPY 2.83% 7.003 6.81
6 EUR/GBP 2.74% 0.92294 0.89831
7 AUD/USD 2.71% 0.75717 0.73717
8 GBP/USD 2.62% 1.34778 1.31333
9 GBP/JPY 2.60% 140.332 136.772
10 NOK/JPY 2.59% 11.983 11.68
11 MXN/JPY 2.54% 5.284 5.153
12 AUD/JPY 2.45% 78.784 76.902
13 RUB/JPY 2.44% 1.429 1.395
14 EUR/AUD 2.24% 1.63997 1.60401
15 AUD/CAD 1.88% 0.9634 0.9456
16 SEK/JPY 1.74% 12.436 12.223
17 NZD/USD 1.54% 0.71129 0.7005
18 NZD/JPY 1.38% 74.004 72.998
19 AUD/NZD 1.37% 1.06558 1.05121
20 CAD/JPY 1.19% 82.122 81.158
21 USD/CHF 1.07% 0.89451 0.88506
22 EUR/NZD 1.03% 1.72579 1.70824
23 CHF/JPY 1.02% 117.754 116.565
24 USD/CAD 1.00% 1.28328 1.27063
25 CNH/JPY 0.93% 16.026 15.879
26 EUR/USD 0.89% 1.2166 1.20585
27 EUR/JPY 0.76% 126.738 125.787
28 USD/JPY 0.73% 104.577 103.821
29 HKD/JPY 0.72% 13.481 13.385
30 SGD/JPY 0.68% 78.187 77.659

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が安定の10連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、先週に続き、ユーロ/トルコリラ(売)がスワップポイントで第1位となった。第2位のドル/トルコリラ(売)は2週連続となる。ロシアルーブル/円(買)も先週と同じく第3位になっている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 2216 51,000
2 USD/TRY 1362 42,000
3 RUB/JPY 840 90,000
4 CNH/JPY 560 70,000
5 ZAR/JPY 550 30,000
6 MXN/JPY 420 30,000
7 TRY/JPY 180 6,000
8 EUR/USD 120 51,000
9 EUR/GBP 93 51,000
10 EUR/NZD 77 51,000
11 USD/CHF 64 42,000
12 EUR/JPY 52 51,000
13 USD/JPY 35 42,000
13 CHF/JPY 35 47,000
15 EUR/AUD 21 51,000
15 GBP/AUD 21 57,000
17 GBP/JPY 9 57,000
18 GBP/USD 0 57,000
18 HKD/JPY 0 60,000
18 NOK/JPY 0 50,000
18 NZD/JPY 0 30,000
18 NZD/USD 0 30,000
18 CAD/JPY 0 33,000
18 AUD/JPY 0 32,000
18 SEK/JPY 0 50,000
18 SGD/JPY 0 32,000
27 AUD/CAD -49 32,000
28 AUD/USD -62 32,000
29 USD/CAD -65 42,000
30 AUD/NZD -82 32,000

 

取引高ランキング:ポンド勢がそろって上昇

期間中の取引高ランキングは、先週第3位だったポンド/円が第2位に浮上している。ポンド勢で見ると、ポンド/米ドル(前回7位→今回4位)、ユーロ/ポンド(前回15位→今回13位)など検討している。逆に、前回第2位だったユーロ/ドルは、第6位に下がっており、ポンド人気にユーロがおされた形になった。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 3
3 MXN/JPY 4
4 GBP/USD 7
5 AUD/JPY 6
6 EUR/USD 2
7 EUR/JPY 5
8 ZAR/JPY 8
9 TRY/JPY 9
10 AUD/USD 10
11 NZD/JPY 11
12 GBP/AUD 12
13 EUR/GBP 15
14 EUR/AUD 13
15 CAD/JPY 19
16 CHF/JPY 18
17 NZD/USD 14
18 USD/CAD 16
19 EUR/TRY 21
20 AUD/NZD 17
21 CNH/JPY 22
22 RUB/JPY 23
23 USD/CHF 20
24 USD/TRY 25
25 EUR/NZD 26
26 HKD/JPY 24
27 AUD/CAD 27
28 NOK/JPY 28
29 SEK/JPY 29
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は為替市場に若干の動意が出てきた中、ポンド安・豪ドル高が目立った。今週は16日にFOMCが開かれる。米雇用状況の弱さが確認される一方、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始される見込みでもあり、サプライズにつながるような発表は想定されていない。また14日に米大統領選の選挙人投票が行われる。これによりバイデン氏の当選が宣言されるものと思われるが、トランプ大統領がどのようなコメントを行うか見ておきたい。

18日の日銀金融政策決定会合は無風通過の公算だ。16日の日本貿易統計は円高要因になるかチェックしたいところだ。

13日の英・EUの貿易交渉を受け、今後の合意期待からポンドは上昇。ポンド/円は窓を開けての上昇となっている。ただ、次の交渉期限は定まっていない。

18日にメキシコ中銀の金融政策が発表される。メキシコ経済の悪化を受けて、現在の「利下げ打ち止め」からインフレ率低下による「利下げ再開」の可能性が指摘されている。

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