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ドル/円:反発余地が限られる展開。ドルの戻り売り方針継続。

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ドル/円:反発余地が限られる展開。ドルの戻り売り方針継続。

直近の日足は小陽線で続落を食い止めているが、上昇余力に欠けるものであることから103.50-60超えから厚くなる上値抵抗を抜けきれない可能性が高い。現状は103.00-10の抵抗を実体ベースで守っているが、割り込んで終えるか102.90-00の抵抗を下抜けた場合は一段のドル下落に繋がり易くなる。短期トレンドは105円台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値トライの可能性が生ずるが、この場合でも中・長期トレンドが弱いため大幅続伸にも繋がり難いと見ている。日足の上値抵抗は103.50-60、104.10-20、104.70-80に、下値抵抗は103.00-10、102.20-30、101.70-80にある。21日、120日、200日移動平均線は103.70、105.09、106.06に位置しており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりない。 一方直近の週足は小陰線となり、単体では下げエネルギーの強いものではない。しかし、103.50-60にあった週足の抵抗を実体ベースで上抜けられずに終えていることや、値動きの中で103.00割れを見ており、新たな下げトレンドに入った可能性が生じていることから、一段のドル下落リスクにより警戒する必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は103.60-70、104.10-20、105.00-10に、下値抵抗は、102.20-30、101.20-30、99.90-00にある。31週、62週移動平均線は105.50と107.03に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 月足を見ると、12月足は陰線引けとなり上値を切り下げる流れに変化が見られない。下げエネルギーの強いものではないが、104.00~104.50ゾーンにあった月足の横サポートも下抜けており、一段の下落リスクが生じている。中期トレンドは108.50超えの越月、長期トレンドは110円超えで越月しない限り、大きく変化しない。1月足の上値抵抗は105.00~105.50、106.50~107.00、107.50~108.00に、下値抵抗は100.50~101.00、99.50~100.00にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は108.63と109.74に位置しており、長期トレンドも“ドル弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは様子見か103.00-10で軽く買って102.80で浅めに撤退。ドル売りは103.50-60で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を104.10-20近辺まで見ておく必要がある。損切りは104.30で一旦撤退としたい。この場合でも105円台で終えない限り、下値リスクがより高い状態に変わりない。 上値は、103.40-50に軽い抵抗が、103.50-60、103.80-90、104.10-20、104.40-50に強い抵抗が控えており、全てをクリアしきれない可能性が高いと見るが、105.00-10の抵抗を実体ベースで上抜けて終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、上値余地が若干拡がり易くなる。しかし、中期トレンドがまだ弱く106.50~107.00ゾーンにある抵抗を上抜けるには力不足と見ている。下値は、一両日の値動きの中で103.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、下抜けた場合は102.50-60、102.20-30、101.80-90、101.50-60、101.20-30にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。

ドル/円【日足】期間:2020/04/30~2020/12/31(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/11/17~2020/12/31(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ強気”を維持。125円割れで “ニュートラル”に変化。 124.00割れの越週で下値リスクが点灯、123.50割れで越週の場合はトレンドに変化。

直近の日足は陰線引けとなり、127円台乗せに失敗しているが、高値圏での揉み合いの域を抜けていない。また、126.00-10の下値抵抗を守って引けており、下値を切り上げる流れにも変化が認められないことから、週初の下値トライに失敗すれば再度上値トライの流れに戻す可能性が高い。現状は127円台に実体を乗せきれておらず、127.20超えで終えない限り、上値余地も拡がり難い状態にあるが、揉み合いの間にエネルギーが蓄積しつつあることから、近々に一方向へ抜け出す可能性が高いと見られる。日足の下値抵抗が週初は125.50-60に、週末には125.80-90まで上がって来るが、125.50割れで終えた場合は、下値リスクが点灯、125.00割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して調整局面入りの可能性が高くなる。この場合は123.50~124.00ゾーンの足元を固め直す動きへ。逆に127.10-20の抵抗を上抜けて終えた場合は、127~128円台にある強い上値抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。日足の上値抵抗は、126.80-90、127.10-20、127.80-90に、下値抵抗は、126.00-10、125.50-60、125.00-10にある。21日移動平均線は126.33に位置しており、若干下抜けているが“ダマシ”の範囲内にある。また、120日、200日線は124.63と122.35に位置しており、短期トレンドをサポートしている。  一方直近の週足を見ると、上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線引けとなっている。上値トライに失敗しており、単体では下値リスクがやや高いものだが、125.90-00の週足の横サポートを守っていることや、下値を切り上げる流れにも変化が認められないことから、下値トライに失敗して上値追いの流れに戻す可能性も高いと見られる。一方で、今週の週足の上値抵抗が127.90-00に控えており、128円台で越週しない限り、上値余地も限られたものとなり易い。今週の週足の上値抵抗は前述の127.90-00、129.00-10に、下値抵抗は126.00-10、125.00-10、124.20-30にある。124円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、123.50割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段のユーロ下落に繋がり易くなる。31週、62週移動平均線は123.87と121.67に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。   月足を見ると2ヶ月連続陽線引けとなり、上値トライの流れを変えていない。短期トレンドは強い状態を維持しているが、12月足が2014年12月に付けた149.55を基点とする中期的なレジスタンスラインを実体ベースでは上抜けきれておらず、この月足の上値抵抗は126.50-60にある。若干下抜けて越月したが、これが“ダマシ”であるかどうかは微妙なところ。また、これを上抜けて越月した場合でも2008年7月に付けた169.97を基点とする長期的なレジスタンスラインの上値抵抗が130.00~130.50に位置しており、これを上抜けて越月しない限り、長期トレンドは“ユーロ強気”に変化しない。このため続伸に繋がった場合でも130.50をしっかり上抜けて越月するまでは、下値リスクにも引き続き注意する必要がある。1月足の上値抵抗は126.50-60(下値抵抗となる可能性を内包)、130.00~130.50に、下値抵抗は124.00~124.50、121.80~122.30にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は123.50と124.51で収束しており、中期トレンドをサポート中だが、122円割れで越月した場合は下値リスクが点灯、さらに可能性が低いと見るが、120円割れで越月した場合は“ユーロ弱気”に変化する。 今週の戦略は、ユーロ売りは今週いっぱい様子見。ユーロ買いは126.00-10で買って125.40で一旦撤退するか、深い場合は短期トレンドが変化する124.90に損切りを置く必要がある。また、損切りが付かない場合でも125.50割れで終えた場合は日足の形状が悪化するので買いは一旦撤退して様子を見た方が良さそうだ。 上値は、126.50-60に軽い抵抗が、126.80-90、127.10-20にやや強い抵抗が出来ているが、127.20超えで終えた場合は、揉み合いを上抜けた勢いを借りて127.40-50、127.80-90、128.10-20、128.50-60、129.10-20にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。129.00超えには週足の抵抗が控えており簡単には上抜けそうもない。下値は、126.00-10、125.80-90、125.50-60に強い抵抗があるが、全て下抜けた場合は125.00-10の抵抗をトライする動きへ。さらに125円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して、123~124円台の足元を固め直す動きへ。下値抵抗は124.50-60、124.00-10、123.60-70、123.00-10。123円割れで終えるか、123.50割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段のユーロ下落に繋がり易くなるが、この場合でもユーロ/ドルの中期トレンドが強い状態にあることから、ユーロ/円もユーロ急落には繋がり難いと見ている。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2020/06/16~2020/12/31(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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