2021年1月12日
【ドル/円】：上下の抵抗を抜けきれない可能性。ドルの戻り売り方針継続。
ドル/円は、小幅続伸となり4手連続陽線引けとなりました。短期トレンドの変化は認められませんが、先週の値動きの中で103.50-60、103.00-10に日足の下値抵抗が出来ており、全て下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。短期トレンドは105.00超えに値を戻せば“ニュートラル”な状態に戻して、上値余地が若干拡がり易くなりますが、週足の抵抗が105.50-60に控えており、ドル急伸にも繋がり難いでしょう。 全般的にドルの買い戻しの動きが強まっており、ドル/円も下げ渋る展開が予想されますが、トレンドの変化が認められないので、ドルの戻り売り方針継続とします。 ドル売りは104.20-30軽く売り向かい。損切りは104.70で一旦撤退です。ドル買いは103.60-70の押し目待ち。損切りは浅い場合で103.30、深い場合は102.90で撤退です。 日足の上値抵抗は104.30-40、104.60-70に、下値抵抗は103.50-60、103.00-10にあります。
【ユーロ/円】：押し目買い方針継続。125円割れでトレンドに変化。
ユーロ/円は小幅続落となりましたが、126.40～126.60の下値抵抗を守って終えています。反転、上値トライの可能性を残していますが、126円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。短期トレンドは125円割れで“ニュートラル”な状態に戻します。買いは126.40-50で押し目買い。損切りは125.80で一旦撤退です。売りは様子見です。
【ユーロ/ドル】：下値リスクがやや高い状態。
ユーロ/ドルは3手連続陰線引けとなり、2手前の陰線が11/4に付けた1.1603を直近安値として下値を切り上げて来た流れから下抜けて終えており、日足の形状が悪化して下値リスクが点灯中です。1.2100-10に日足の横サポートがありますが、1.2100割れで終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも中期トレンドが強いので、ユーロ急落にも繋がり難く、調整下げに留まるなら1.19～1.20を大きく割り込まない可能性も高いと見ています。下値リスクがやや高いので買いは1日様子見か1.2110-20で軽く押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する1.2080で浅めに撤退です。売りは様子見か1.2240-50の戻り待ち。損切りは1.2310で撤退です。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
