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激震の2020年、月別1位の推移と総合優勝 外為トレーダー統計 2021年1月15日号

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日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!
外為どっとコム52万会員のいまがわかる(※1)。
※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。

【特集】激震の2020年、月別1位の推移と総合優勝

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大は世界中の社会とマーケットを一変させました。
そこで年初の特集は2020年の総まとめ。
月別で1人あたり取引量、勝率、ペイオフレシオ、1人あたり獲得pipsで1位となった地域を調査し、その推移をグラフにしました。

2020年月別・1人あたり取引量1位の推移(単位:千通貨)

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鳥取県がコロナ相場で全力取引

2020年の月別1位、まずは1人あたり取引量です。
最も取引量が多いのは鳥取県で、3月に553.7万通貨、2月は403.9万通貨、6月は355.4万通貨となっています。
鳥取県は2019年から月別でほぼ取引量トップの座にいましたが、2020年もその傾向が変わることはありませんでした。

とりわけ取引量が多くなった3月は新型コロナウイルスの本格的な感染拡大が市場を直撃した月です。
あらゆる安全資産が売られる前代未聞の「ドル現金化相場」となり、ドル/円は10円以上も変動する大相場となりました。
そのような中で鳥取県も取引にブーストをかけた模様です。

2020年月別・勝率1位の推移

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勝率王・福井が1年のうち10カ月を制す

次は勝率の月別1位を調査しました。
こちらはなんと1年のうち10カ月を福井県が制する結果となりました。
福井県の勝率を高さで並べてみると、12月の79.8%、11月の79.7%、2月の78.1%となっており、いずれも7割台後半と非常に高い水準であることがわかります(※2)。

反対に最も低い月は3月、岩手県の72.4%となっています(それでもこの月のトップ地域ではあるのですが)。
先述のように3月はコロナ禍で荒れた月でもありますが、トレーダーもこの煽りを受けて高い勝率を保てなかったものと考えられます。

※2 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出

2020年月別・ペイオフレシオ1位の推移

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島根県がコロナ相場で損失を抑える

次はペイオフレシオ1位の推移です。
こちらは地域にばらつきが見られ、高い順に並べると2月の島根県が2.26、1月の徳島県が2.03、11月の福井県が1.83と続きました(※3)。

2月は新型コロナウイルスの感染が欧州や中東、アフリカにまで拡大したことで、世界中で株価が急落するとともに円買いが加速した時期でもあります。
ドル/円も約4カ月半ぶりの安値をつけた荒れ相場となりましたが、このような中でも島根県は比較的損失を抑えることができたようです。

ただ、3月以降はいずれの地域でもペイオフレシオがやや低めとなっており、パンデミック下の相場の難しさが垣間見えます。

※3 平均利益額÷平均損失額で算出

2020年月別・1人あたり獲得pips1位の推移

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鳥取県が取引量とともにpipsを伸ばす

最後は1人あたり獲得pipsです。
こちらは月ごとに1位の地域が入れ替わる結果となっています。
ただ、pipsの多い順で並べると、鳥取県が6月に4833pipsを獲得、4月にも3404pipsを獲得し、鹿児島県は12月に1956pipsを獲得しています(※4)。

反対にpipsを獲得できなかったのは3月・佐賀県の4027pips損失、次は2月・岡山県の301pips損失となりました。
いずれもマイナスとはいえ、これらの月のトップ地域であることを考えると、2~3月のコロナ禍の打撃の大きさがわかります。

獲得pipsは初夏には一時回復していますが、年後半にコロナ感染が再拡大するなかで伸び悩むなど、やはりコロナ禍がトレーダーに与えた影響は少なくないようです。

※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出

結果まとめ

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