2021年2月3日
【ドル/円】：上値余地を探る動き。強い上値抵抗に注意。
ドル/円は5手連続陽線引けとなりました。短期トレンドは強い状態を維持していますが、直近の日足が上昇余力の強いものではないことから、105.50～105.70ゾーンの抵抗を一気に上抜けるには無理があると見ています。一方で、短期トレンドが変化して日が浅いことから反落しても、大幅なドル下落には繋がり難く、押しは一旦買い場となりそうです。可能性が低いと見ますが、103.50割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。 ドル買いは104.70-80で軽く買って104.50で浅めに撤退するか、104.20-30の押し目待ちとします。この場合の損切りは103.40で撤退です。ドル売りは105.50～105.70ゾーンで売り狙い。損切りは106.10で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は105.50-60，105.80-90、106.30-40に、下値抵抗は104.10-20，103.80-90，103.50-60にあります。
【ユーロ/円】：下値抵抗を守った状態。125円割れで短期トレンドに変化。
ユーロ/円は小幅続落となりましたが、下値を切り上げる流れを維持しています。一方で上値も、127.50-60に日足の上値抵抗が控えており、これを実体ベースで上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。買いは126.20-30で押し目買い。損切りは125.40で撤退です。損切りが付かない場合でも125.80以下で終えた場合は日足の形状が悪化するので買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。125円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。逆に127.60超えで終えれば一段のユーロ上昇に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】：ユーロの戻り売り方針継続。下値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは小幅続落となり、上値を切り下げる流れを変えていませんが、1.2030-40の日足の下値抵抗を終値ベースで守っており、これを守り切れば反発に転ずる可能性が生じます。ユーロ買いは1.2020-30で押し目買い。損切りは1.1940で撤退です。損切りが付かない場合でも1.2000割れで終えた場合は、下値リスクが高くなるので、買いは一旦撤退して様子見に転じます。売りは1.2120-30で戻り売り。損切りは1.2180で撤退です。1.2240-50の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、1.2310-20の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。
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