「ドル/円、上昇に過熱感も」 外為トゥデイ 2021年3月8日号

外為トゥデイ

目次

▼5日(金)の為替相場
(1):黒田総裁の発言で円売り優勢に
(2):米雇用統計好結果 ドル買い強まる
(3):米株反発 クロス円持ち直す

▼5日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
米長期金利の動向がカギ

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

5日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210308095528p:plain期間:5日(金)午前7時10分~6日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):黒田総裁の発言で円売り優勢に

日銀の黒田総裁は「長期金利の変動幅を拡大する必要があるとは考えていない」と発言。当初こそ円相場の反応は小さかったが、この発言を受けて日本の長期金利が低下すると、次第に円売りが優勢となった。なお、市場では3月18-19日の金融政策決定会合で日銀が金融政策の点検を行い、現状-0.2~0.2%としている10年債利回りの許容変動幅を拡大するとの観測が広がっていた。

(2):米雇用統計好結果 ドル買い強まる

米2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が37.9万人増と市場予想(20.0万人増)を上回り、失業率も6.2%と予想(6.3%)以上に改善した。これを受けてドル買いが一段と強まり、ドル/円は2020年6月8日以来の高値となる108.64円前後まで上伸。なお、米2月平均時給は前月比+0.2%、前年比+5.3%と予想通りの伸びとなり、労働参加率も予想通りの61.4%であった。

(3):米株反発 クロス円持ち直す

一時マイナス圏に沈んでいたNYダウ平均が再び上昇するなど、米国株が反発。一方で、米2月雇用統計直後に1.62%台まで上昇していた米10年債利回りは一時1.54%前後まで低下した。ドル/円は持ち高調整の動きもあって上値の重い推移となったが、クロス円は一時の下げから持ち直した。

5日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:米長期金利の動向がカギ

5日のドル/円は約9か月ぶり高値を更新。米2月雇用統計の良好な結果を受けて、昨年6月8日以来の高値となる108.64円前後までドル高が進んだ。ただ、米10年債利回りは雇用統計発表直後に1.62%台へ急上昇したが、その後は株価が大幅に反発したにもかかわらず1.56%台に上げ幅を縮小。これに連れてドル/円も108円台前半へ押し戻されており、今朝も108.30円前後で取引が始まっている。

RSI(相対力指数)など一部のテクニカル指標には過熱シグナルも出ているだけに、5日高値108.64円前後を超えられなければ調整含みの展開となる可能性がありそうだ。いずれにしても、米長期金利の動向が本日もドル/円相場のカギとなろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

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