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「ドル/円、109円台回復遠のく」 外為トゥデイ 2021年3月11日号

外為トゥデイ

目次

▼10日(水)の為替相場
(1):RBA総裁 利上げ観測けん制
(2):日銀関係者発言で円強含む
(3):米CPI コア指数悪化でドル売り
(4):米追加経済対策案成立へ ダウ最高値

▼10日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:109円台回復遠のく

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

10日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210311091310p:plain期間:10日(水)午前7時10分~11日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA総裁 利上げ観測けん制

豪中銀(RBA)のロウ総裁は、完全雇用の達成には少なくとも2024年までかかるとの見方を示し、RBAは必要な限り「景気刺激的な金融状況」を維持することにコミットしていると改めて表明。2024年以前の利上げを織り込もうとする市場の動きをけん制した格好となり、豪ドルは前日終値から下落して取引が始まった。

(2):日銀関係者発言で円強含む

「日銀、国債金利がより柔軟に動く方法を政策点検で検討」とする関係者の発言が報じられると円が強含んだ。17-18日の日銀金融政策決定会合で行う点検結果を踏まえ、長期金利の上昇を容認するのではとの思惑が再浮上した。

(3):米CPI コア指数悪化でドル売り

米2月消費者物価指数は前月比+0.4%、前年比+1.7%と予想通りの伸びとなった。ただ、食品とエネルギーを除いたコア指数が前年比+1.3%と予想(+1.4%)を下回った事から過度なインフレ懸念が後退。米長期金利が低下するとともにドル売りが優勢となった。

(4):米追加経済対策案成立へ ダウ最高値

米下院はバイデン大統領が推進する1.9兆ドル規模の追加経済対策の修正法案を賛成多数で可決。大統領の署名を経て成立する運びとなった。米国株はNYダウ平均が史上最高値を更新するなど上昇したが、法案成立は織り込み済みとあって為替市場の反応は小さかった。

10日(水)の株・債券・商品市場

f:id:gaitamesk:20210311082333p:plain

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:109円台回復遠のく

昨日のドル/円は、一時108.90円台まで上昇したものの、109円台を回復する事は出来ずに108.30円台へと反落した。NY市場に入り、日銀が翌週の金融政策点検で「長期金利がより柔軟に動く方法を検討」と報じられると円が強含んだ。さらに、米2月消費者物価指数(CPI)で食品とエネルギーを除いたコアCPIが予想外に鈍化した事から米長期金利が低下するとドル売りに傾いた。なお、米10年債入札も無難に消化され米長期金利の波乱要因になる事はなかった。

一連の米国債入札は本日の30年債で終了となる。入札が極端に不調な結果とならない限り、米長期金利が急騰するリスクは低下していよう。このため、ドル/円が109円台を回復して反発する可能性も低下したと考えられる。

注目の経済指標

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注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。