「ドル/円、レンジ内の動き」 外為トゥデイ 2021年3月22日号

外為トゥデイ

目次

▼19日(金)の為替相場
(1):日本CPI コアは7カ月連続でマイナス
(2):豪小売大幅減 一時豪ドル売り強まる
(3):日銀 長期金利変動幅を拡大
(4):米SLR措置終了へ クロス円下落

▼19日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
レンジ内でもみ合い

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

19日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210322091123p:plain期間:19日(金)午前6時10分~20日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本CPI コアは7カ月連続でマイナス

日本2月消費者物価指数は前年比-0.4%、日銀が物価目標として注視する生鮮食品を除いたコア指数も前年比-0.4%となった。いずれも予想通りの結果であったが、コア指数は7カ月連続でマイナスを記録した。

(2):豪小売大幅減 一時豪ドル売り強まる

豪2月小売売上高は前月比-1.1%と、予想(+0.6%)に反して大幅減となった。これを受けて豪ドルは一時売りが強まった。

(3):日銀 長期金利変動幅を拡大

日銀は金融政策決定会合で前年12月に表明した金融政策の点検を実施。0.00%を目標とする長期金利(10年債利回り)の許容変動幅を「±0.25%」と明記した。同時に、大幅な金利上昇を抑制するため、無制限買い入れを一定期間連続して行う「連続指値オペ」を導入する事も発表した。これを受けて一時円売りが強まったが、日経平均株価が下げ幅を拡大した事などから円売りは続かなかった。なお、日銀は上場投資信託(ETF)の買い入れについて、原則年間6兆円の買い入れ額のメドを撤廃。買い入れ対象から日経平均連動型を外し、TOPIX連動型のみとした。また、黒田日銀総裁はその後の会見で「金利が上方に行って緩和効果に影響してしまうのは絶対に避けなければならない」「現時点で緩和政策の出口を議論するのは時期尚早」などとの見解を示した。

(4):米SLR措置終了へ クロス円下落

米連邦準備制度理事会(FRB)は、民間銀行に対する資本面の優遇策である「補完的レバレッジ比率(SLR)」の条件緩和措置を3月31日で打ち切ると発表。損失への備えとして資本を積み増しする事なく米国債保有などを増やす事が可能であった同措置の終了で、米国債売りが強まると10年債利回りが1.75%付近まで上昇した。これを受けてドル/円は109円台を回復したが、その後米国株が大幅安で始まり、クロス円が下落すると再び109円台を割り込んだ。

19日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:レンジ内でもみ合い

19日のドル/円は高値圏でもみ合い継続。日銀の金融政策点検結果や米連邦準備制度理事会(FRB)の自己資本規制緩和打ち切りを受けて強含む場面もあったが、109.20-30円台の上値抵抗は超えられなかった。反面、108円台半ばの下値支持も強固で、108.61~109.13円前後のレンジで方向感なく推移した。シカゴマーカンタイル取引所(CME)の国際通貨先物(IMM)データによると、16日時点で海外投機筋のネットポジションは円売り越しに転じており、これまでドル/円の上昇を主導してきたと見られる円買いの巻き戻しは一巡した公算が大きい。

一方で、もうひとつのドル/円の上昇要因である米長期金利については、FRBが民間銀行の補完的レバレッジ比率(SLR)に関する緩和措置を3月末で終了すると発表した事もあって高水準での推移が続きそうだ。目先のドル/円はレンジ内でのもみ合い相場が続きやすいだろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

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