【トルコリラ円】中銀総裁更迭ショック G.COMデイリーレポート 2021年3月22日号

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3月22日(月)トルコリラ/円

基調
上値重い

目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格

トピック

トルコリラは、22日のオセアニア市場オープンと同時に急落。
リラ/円は、前週末終値の15.07円付近から一時12.65円前後まで大幅に下落した。
前週末にエルドアン大統領がトルコ中銀のアーバル総裁の解任を突然発表した事からリラに売りが殺到した格好だ。
アーバル氏は、エルドアン大統領が昨年11月、自らが解任したウイサル氏の後任に指名した総裁であり、インフレ高進と通貨安を食い止めるために引き締めスタンスを鮮明にしてきた。
中銀のタカ派化は大統領も了承済みとする見方もあったが、前会合での大幅利上げを含め就任以降8.75%もの利上げを進めた事に、低金利を是とする大統領の「堪忍袋」の緒が切れたと見られる。
市場の信認が比較的厚かったアーバル氏の後任に、カブチオル氏を据えた事もリラの下落に拍車をかけた模様だ。

カブチオル新総裁は、「金利の上昇は間接的にインフレを押し上げる」という、市場の常識とは逆のエルドアン大統領に近い考えの持ち主とされる。
今後はインフレ率が十分に低下する前に中銀が利下げに動く可能性が高まったと考えられる。
アーバル前総裁の就任以降、反発基調にあったリラ相場は、中銀の独立性・信頼性が揺らぐ中、再び上値の重い展開となりそうだ。

なお、次回のトルコ中銀金融政策決定会合は4月15日の予定。カブチオル新総裁は、スケジュール通りに会合を開催すると発表しており、臨時会合を開いての緊急利下げの可能性が低い点はひとまずの安心材料と言えそうだ。

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