専業投資家しゅあーさん「始めて2年で300万円が10倍の3000万円に。」トップトレーダーに聞く!(後編)

「過去のチャートは死骸でしかない」というしゅあーさんは、チャートを毎日20時間見つめることで、自分なりのトレードルールを身につけたスキャルパーだ。とにかく「依存症かも」と本人が思うぐらいにトレードが好きだというしゅあーさんは、プライスアクションというやり方で300万円の元手を、わずか2年間で10倍の3000万円にまで増やすことに成功した。前編に続き、しゅあーさんの投資哲学に迫る。

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以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

しゅあーさん プロフィール
職業      :投資家
年齢性別    :40代男性
FX取引歴    :約10年
FX収支     :2013年~2021年(約8年)1億円超 ※㈱外為どっとコムでの収支
投資商品    :FX
趣味      :FX
トレードスタイル:スキャルピング

 

▼目次

1.ドル/円が動かない
2.楽しさと利益、どちらも追求
3.始めた2年後に3,000万円
4.チャンスの初動時は慎重になる
5.リフレッシュはクロストレーナーとテニス
6.祈るより損切り
7.自分のスタイルを楽しむと継続できる

ドル/円が動かない

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編集部:
トレードしている通貨ペアを教えてください。
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しゅあー氏:
長い間ドル/円ばかりでトレードしていましたが、最近はドル円の動きが鈍くなってきてしまったので、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドルなども取引しています。ドルストレートが多いです。チャートで4通貨ペアが見られるように設定してあって、一番大きく動いたものでトレードしています。もし、同じタイミングで動いたときは、ユーロ/ドルを最優先します。
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編集部:
初心者はFXに興味があっても、何からやればいいのか、よくわからない。取引ツールの使い方もよくわからないという人も多いのですが、しゅあーさんは、最初どのように勉強されましたか?
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しゅあー氏:
書籍も何冊か読んだことがありますが、結局、そこから学べる事は少なく、ひたすら実践あるのみでした。やはり、自分のお金でやってみて、失敗と成功を重ねることが、最速で自分を成長させてくれると思います。僕はほぼ実戦でした。書籍はメンタル面では参考になりましたが、トレード判断の参考になったことはないですね。

楽しさと利益、どちらも追求

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編集部:
こうしてお話を聞いていると「楽しい」という言葉が印象的です。
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しゅあー氏:
投資家仲間に、何十億円も稼ぐ人がいます。その人と話をしているときに、こんなことを言われました。「楽しいと思えるってことは、まだまだやれることがいっぱいあるってことなんだよ。楽しみが残っているうちは、投資家としては甘いんだよ」と。その人の言いたいことは理解ができました。でも、毎日生きていくうえで、僕は「それでいいかな」とも思うわけです。その人の意見を否定するわけではありません。でも僕は、苦痛になるほど頑張って、トレードが嫌いになるよりも、楽しくやりながらもその中で最大限の利益を追求することのほうがいいのです。「ちょっと甘いな」と言われるかもしれないですが、そのほうが長続きすると思うし、人生的には楽しいのではないかと思うんです。
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編集部:
そこを深掘りしたいのですが、FXが楽しいと感じるのは、どんな瞬間ですか?
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しゅあー氏:
うーん、相場を攻略できたときですかね。チャートの動きを見て「どう動いたらこうなる」みたいなシミュレーションを取引中は常にしています。「こっちに動いたら損切り、こっちに動いたら利益確定」という判断が、うまくハマったときが快感なわけです。

始めた2年後に3,000万円

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編集部:
なるほど、自分の読みが当たったらということですね。それ以外にはどんな楽しさがありますか?
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しゅあー氏:
やはり普通に働くよりも収入があるところは魅力です。始めたころは、まだ少なかったけれど、トレードを続けるうちに、どんどんと収入が増えていくんです。やっぱりそれが楽しかったかな。
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編集部:
FXを始めて最初の年の収益はどれくらいでしたか?
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しゅあー氏:
2011年から翌年にかけて約3,000万円ありました。当時は十分な“ボラ”がありましたから。
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編集部:
FXをやることになって1年後には、「自信」が「確信」に変わっていたんですね。失敗することもなく、順調だったということですか?
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しゅあー氏:
勿論、失敗経験も沢山あります。イケイケのトレードをしていたときは、5分で2,000万円ほど損失を出した経験もありますよ。
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編集部:
それは凄い経験ですね。一日の最高益はどれくらいでしたか?
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しゅあー氏:
去年の3月、コロナで大きく動いたときですね。なんとキリよく2,222万円でした(笑)。これが一日での過去最高益です。
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編集部:
逆にいちばん損を出したのは?
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しゅあー氏:
さっきの5分で2,000万円です。その日は、その後少し取り戻し、マイナス1,440万円で取引を終えました。

チャンスの初動時は慎重になる

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編集部:
メンタル面で気を使っていること等はありますか?
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しゅあー氏:
トレードが好調のときは、調子に乗ると、簡単に「どんでん返し」を食らって、地獄に叩き落されることを知っているので、常に集中することを心がけています。その一方で、トレードがうまくいかないとき、損失が大きくなってしまった後は、「なんとか取り返したい」という気持ちのせいで、エントリーポイントが甘くなりがちなので、そういう目線になっていないかをチェックします。ただ、なんとか攻略してやろうと思ってしまうので、私の場合は翌日までトレードを休むということはしないです。
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編集部:
上手くいかないトレードが続いたときの切り替え方法等はありますか?
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しゅあー氏:
まず大きく深呼吸をします(笑)。そのときのボラに対して、INするポイントが甘くなってないか、チャート全体を見てチェックします。それから、結果をあまり気にしないようにしています。そうすると、不思議と次の日になるとリセットされています。
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編集部:
相場つきが変わったときの切り替え方はありますか?
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しゅあー氏:
ボラティリティがあるほうが、動きは読みやすいので、むしろ動きが鈍いときは手を出しません。ただ、トレードしない期間が長いと、切り替えが難しくなります。久し振りに「チャンスが来た!」と思って、INすると、ついつい甘く入ってしまいがちです。何が起こっているのかを把握してないので、失敗の原因になりやすいのです。だから、チャンスの初動時は、最も神経を使うタイミングなんです。はやる気持ちを抑えて、できるだけ状況を見極めてから入るようにしています。「焦るな、厳選しろ」と、あえて声に出すこともありますよ。

リフレッシュはクロストレーナーとテニス

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編集部:
どのような一日の過ごし方なんでしょうか?
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しゅあー氏:
どうしても日本時間よりも、ロンドンやアメリカ時間を重視するので、完全な夜型ですね。相場が動いたら、アラートが鳴るようにしているので、寝ているときに起こされることもあります。大体朝4時くらいまで相場を見て、日本市場になるころは寝ています。そのまま何も動かなかったら、もうロンドン時間まで寝てしまう場合もあります。相場に合わせて起きるというよりも、相場が動いたら起きるって感じですね。だから、めちゃくちゃ動いているときは、寝られないのですが、それでも平均すると5~6時間は寝ているのかな。
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編集部:
週末の過ごし方は?
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しゅあー氏:
今はコロナで行けないですけれど、基本的には友人と食事に行きますね。引きこもっていると、頭がボーッとするので、身体は動かさないといけないと思っています。だから、クロストレーナーを買いました。スポーツもしなきゃと思ってゴルフにも挑戦しましたが、一緒に行ってくれる人がいないのでテニスにしました。テニスなら付き合ってくれる友人がいますので(笑)。
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編集部:
FXの喜びや苦しみを分かち合える人はいますか?
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しゅあー氏:
僕にFXを教えてくれた友人も専業投資家です。こういう存在は絶対にいたほうがいいですね。お勤めをしている人に話をしても、わかってもらえない部分があると思うんです。そういう話ができる人は貴重だと思います。

祈るより損切り

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編集部:
FXで、「これだけはやってはならない」ということはありますか?
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しゅあー氏:
トレードで、よく祈る人を見かけます。でも僕は祈らないようにしています。確かに、自分の思った方向に上がれとか、下がれとか、思うことはありますよ。でも、そういうことじゃなくて、自分の考えを放棄して、神に祈ることは絶対にやってはいけない。自分のトレードスタイルが固まってない人が、運よく勝ってしまうと、それが正しいと思い込んでしまう可能性があるのです。そして、その「正しい」と思ったとやり方を続けてしまう。間違ったときは、正しく負けないといけないっていうのが僕の持論なんです。上がってくれとは思いますが、損切りは自分で判断して、決して放棄しないっていうことですね。

自分のスタイルを楽しむと継続できる

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編集部:
もし「FXをやるべきでしょうか、やめておくべきでしょうか」と誰かに聞かれたら、どう答えますか?
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しゅあー氏:
FXで稼ぎたいという人には「毎日20時間チャートが見られる?」って冗談で聞いたりします。趣味レベルなのか、本気レベルなのかでアドバイスは変わります。でも、そういう質問をする人って、FXのことをあまり知らず、簡単に稼げる必勝法があると思っている場合が多いです。「毎日20時間チャートを見ろ」というのは、極端かもしれませんが、そういうはたから見たら大変に見えるようなことも、僕は楽しんでやれました。それぞれ自分に合った投資スタイルを見つけ、無理なく続けていけば、それが経験になり、その経験が実を結ぶんです。僕は半年後でしたが、人によっては、もっと早いかもしれません。そうすれば、いずれは収益をあげられるようになると思いますよ。
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編集部:
最後に、FXをやってよかったことは?
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しゅあー氏:
以前よりも少しいい暮らしができるようになり、金銭面での心配があまりなくなったことかな。でも、それ以上に大きいのは、自由に生きることができるようになったということでしょうか。それが僕にとって何よりもありがたいものです。
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編集部:
しゅあーさんは、「もう1回人生がやり直せる」としたならば、FXで生活する専業投資家の道を選びますか?
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しゅあー氏:
もちろんです!
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編集部:
今日はありがとうございました。

PickUp編集部より

「間違ったときは、正しく負けないといけない」「祈ることはしない」FXの持論を展開するしゅあーさん。その彼の主張は、投資は、決して「運」を頼みにしてはならず、利益を出すのも、損切りするのも、自分の判断で決めなければならないという、自己責任の原則に他ならない。こうした原則に忠実であることが、投資において最も重要であることを、しゅあーさんは再確認させてくれたのではないだろうか。

【前編】

 

 

【トップトレーダーに聞く!インタビュー記事まとめ】

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