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ドル/円:短期トレンドは“ドル強気”を維持。110円台の上値抵抗にも注意。

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ドル/円:短期トレンドは“ドル強気”を維持。110円台の上値抵抗にも注意。

日足は小陽線で終え、続落を食い止めているが、強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、上値を切り下げる流れに入っており、110円台前半の上値抵抗をクリアするにはまだ力不足と見られる。一方で、先週の下値トライでは109.00-10の日足、週足の下値抵抗に跳ね返されており、今週の下値トライでもこれを守り切れば、調整下げが一巡して上値トライの流れに戻す可能性が高くなる。逆に109円割れで越週するか、108.50割れで終えた場合は、日足の形状が悪化して本格的な調整局面に入る可能性が高くなる。この場合は3/4の107.00超えからの急伸時に素通りした107~108円ゾーンの下値抵抗の厚さを再度確認する動きが強まり易くなる。この場合でも中期トレンドが強い状態を保っており、107円台を大きく割り込むほどの下落にも繋がり難く、押しは再び買い場となろう。一方上値は先週の値動きの中で110.30~110.50ゾーンにやや強い抵抗が出来ており、目先の上値余地が限られる展開が予想されるが、日足が110.90超えで終えた場合は、“ドル強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなる。この場合でも111円台後半から112円台半ばに強い上値抵抗があり、簡単には上抜けそうもない。日足の上値抵抗は、110.30~110.50,110.80-90,111.30-40に、下値抵抗は109.10-20,108.50-60,108.00-10,107.00-10にある。21日移動平均線は109.50に位置しており、これを守って引けているが“ダマシ”の範囲内にある。しかし120日、200日線は105.49と105.68にあり、中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていない。 一方直近の週足は、陰線引けとなり、前週の上げ幅を打ち消している。また、2月第4週の安値104.92を基点として急角度で切り上げてきた短期的なサポートラインからも下抜けた位置で終えており、ドル急騰の流れが一服してスピード調整に入った可能性が高くなっている。このため、今週については110円台半ば超えの抵抗を上抜けるには力不足と見られるが、一方で、今年1月に付けた102.59を基点として下値を切り上げる流れには変化なく、調整的な押しに留まる可能性が高いことを示している。この週足の下値抵抗は107.00-10にありこれを下抜けて越週しない限り、基本戦略はドルの押し目買い方針が有効となる。調整下げが浅いものに留まった場合は、先週に付けた109.00で一旦終了した可能性があるが、109円割れで越週するか、日足が108.50割れで終えた場合は、調整下げ余地がやや深くなり、一段のドル下落に繋がり易くなる。この場合でも前述の107.00-10の抵抗を割り込んで越週しない限り、短期トレンドは大きく変化しない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、110.50-60,111.10-20に、下値抵抗は109.00-10,108.40-50,107.00-10にある。31週、62週移動平均線は105.51と106.52に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れにある。 今週の戦略は、ドル買いは109.20-30で押し目買い。損切りは108.80で浅めに一旦撤退するか、深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す108.40に置く必要がある。ドル売りは110.30~110.50ゾーンで戻り売り。損切りは浅い場合で110.80、深い場合は111.10で撤退。 上値は、109.90-00にやや強い抵抗が出来ているが、これをクリアして110円台に乗せた場合は、110.20-30,110.50-60,110.80-90にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。全てをクリアするにはまだ力不足と見るが、110.90超えで終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなり111.10-20,111.40-50,111.70-80,112.10-20の抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、109.50-60に軽い抵抗が、109.20-30,109.00-10に強い抵抗があり、これらを守り切れば調整下げが一巡した可能性が高くなるが、109.00割れで終えた場合は下値リスクが点灯、108.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は、下値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも調整下げに留まるなら107円台を大きく割り込まない可能性が高い。下値抵抗は108.00-10,107.60-70,107.50-60,107.20-30,107.00-10。

ドル/円【日足】期間:2020/08/06~2021/04/09(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2018/02/23~2021/04/09(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:上値余地を探る動きが継続中。131.00超えで終えれば一段の上昇へ。逆に、128円割れで越週した場合は一段の下落へ。

直近の日足は小陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げている。130.50-60の抵抗を上抜け切れておらず、強い上昇エネルギーも感じられないが、下値を切り上げる流れを維持しており、上値余地を探る動きが継続しよう。131.00-10の抵抗をクリアした場合は一段の上昇に繋がり易くなるが、132円台には一段と強い抵抗が控えており、ユーロ急伸にもまだ繋がり難い。日足の上値抵抗は130.60-70,131.40-50,131.80-90,132.20-30に、下値抵抗は129.90-00,129.30-40,128.90-00にある。128.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯、128円割れで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化して一段の下落に繋がり易くなる。21日、120日、200日移動平均線は129.78,126.67,125.66に位置しており、全てを上抜けた位置にあり、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにある。  一方直近の週足は実体の小さい陽線引けとなり、単体では上昇エネルギーの強いものではないが、下値を切り上げる流れを維持しており、この週足サポートは128.40-50にある。またこれを下抜けた場合でも昨年5月に付けた114.43を基点とする中期的なサポートラインの下値抵抗が、128.20-30に位置しており、128円割れで越週しない限り、中期トレンドが変化せず、“ダマシ”となる可能性がある。一方で上値も、132.40-50に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、続伸に繋げた場合でもこれにぶつかる可能性にも注意する必要がある。基本戦略は“ユーロの押し目買い”方針に変わりない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は132.40-50に、下値抵抗は129.40-50,128.60-70,128.20-30にある。31週、62週移動平均線は126.17と123.34に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりない。  今週の戦略は、ユーロ買いは129.80-90の押し目待ち。損切りは129.20で一旦撤退。売りは様子見か130.80-90まで引きつけて軽く売り狙い。損切りは131.20で浅めに撤退。  上値は、130.60-70にやや強い抵抗があるが、これをクリアした場合は130.80-90,131.10-20,131.50-60,131.90-00、132.30-40にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、130.30-40に軽い抵抗が、129.80-90にやや強い抵抗が出来ているが、これを下抜けた場合は129.30-40,129.00-10,128.70-80にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。128.50割れで終えた場合は短期トレンドが“ニュートラル”な状態に変化。128円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、週足も128円割れで越週した場合は、トレンドが変化して一段のユーロ下落に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2020/09/22~2021/04/09(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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