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「ロシアルーブルが下落 ユーロ高・ポンド安も」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2021年4月5日~4月9日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2021年4月5日~4月9日の営業日

▼変動率ランキング
ロシアルーブルが下落


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコ(売)が13週連続首位


▼取引高ランキング
ポンド/円が第2位に


▼まとめ

変動率ランキング:ロシアルーブルが下落

集計週は、全体的にはおとなしい値動きが続いた。

第1位となったロシアルーブル/円の下落について、産油国などでつくる「OPECプラス」が5月からの原油増産を決めたことなどで原油価格が下落。原油はロシアの主力な輸出品であるため、ルーブルが下落した。

先週の変動率上位を占めていたトルコ勢は、本集計週はおとなしかった。カウジュオール新総裁が、当面は引き締め的な金融政策を維持する旨発言したことで、トルコリラの混乱が収まった形だ。エルドアン大統領は「金利を一桁へ引き下げると決意」していると発言したものの、為替市場への影響は限定的だった。

第2位にユーロ/ポンド、第3位にポンド/円がランクインしている。4月6日にユーロ買い・ポンド売りが活発化し、週を通してトレンドが継続した。欧州委員会は、6月末までに大半の欧州連合(EU)加盟国で人口の過半数に接種するのに十分な量の新型コロナワクチンを確保する見込みだと一部メディアが報じた。4-6月期のワクチン配布は3億6000万回を見込んでいるとの事で、これまでワクチン接種の進展を手掛りに買われてきたポンドを売ってユーロを買い戻すきっかけのひとつになった模様だ。また英投資会社が東芝へ買収提案を行ったこともポンド安につながったとみられる。

ドル/円は変動率1.61%の18位になった。米長期金利の低下の影響でドル安となり、ドル/円は下落した。心理的節目である110円を割り込むと、109円台で推移した。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち6通貨ペアと、前回の8から減少した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは1通貨ペアで、こちらも前回の5から減少した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 4.09% 1.449 1.392
2 EUR/GBP 2.66% 0.8697 0.84716
3 GBP/JPY 2.56% 153.406 149.584
4 EUR/TRY 2.46% 9.7652 9.5304
5 USD/CHF 2.24% 0.94381 0.92316
6 TRY/JPY 2.20% 13.613 13.32
7 CAD/JPY 1.95% 88.187 86.497
8 USD/TRY 1.94% 8.2379 8.0808
9 SEK/JPY 1.84% 12.843 12.611
10 GBP/USD 1.83% 1.39183 1.36685
11 ZAR/JPY 1.72% 7.609 7.48
11 EUR/NZD 1.72% 1.69546 1.66683
13 AUD/JPY 1.70% 84.454 83.039
14 EUR/AUD 1.68% 1.56624 1.5403
15 NZD/JPY 1.64% 77.951 76.696
16 HKD/JPY 1.63% 14.232 14.004
17 EUR/USD 1.62% 1.19271 1.17371
18 USD/JPY 1.61% 110.747 108.993
19 GBP/AUD 1.60% 1.82076 1.79202
20 CNH/JPY 1.46% 16.857 16.615
21 SGD/JPY 1.31% 82.397 81.335
22 NOK/JPY 1.27% 12.986 12.823
23 CHF/JPY 1.22% 118.628 117.195
24 AUD/USD 1.17% 0.7677 0.75879
25 MXN/JPY 1.09% 5.456 5.397
25 AUD/CAD 1.09% 0.965 0.95457
27 USD/CAD 1.06% 1.2634 1.25013
28 NZD/USD 1.04% 0.70689 0.69964
29 EUR/JPY 0.86% 130.683 129.575
30 AUD/NZD 0.56% 1.08749 1.08143

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコ(売)が13週連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ユーロ/トルコ(売)の首位に変化は無かった。先週に比べ、メキシコペソ/円(買)と人民元/円(買)の順位が入れ替わり、メキシコペソ/円が上昇している。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 2424 53,000
2 USD/TRY 1773 45,000
3 RUB/JPY 840 90,000
4 ZAR/JPY 630 40,000
5 MXN/JPY 420 30,000
6 CNH/JPY 360 70,000
7 TRY/JPY 304 6,000
8 EUR/NZD 181 53,000
9 EUR/USD 138 53,000
10 EUR/GBP 77 53,000
11 NOK/JPY 70 60,000
11 CHF/JPY 70 48,000
13 USD/CHF 64 45,000
14 EUR/AUD 56 53,000
15 EUR/JPY 55 53,000
16 USD/JPY 49 45,000
17 GBP/AUD 25 62,000
18 GBP/JPY 19 62,000
19 AUD/USD 16 34,000
20 NZD/JPY 15 32,000
21 CAD/JPY 7 36,000
22 AUD/JPY 2 34,000
23 NZD/USD 0 32,000
23 GBP/USD 0 62,000
23 HKD/JPY 0 60,000
23 SEK/JPY 0 60,000
23 SGD/JPY 0 33,000
28 AUD/NZD -27 34,000
29 USD/CAD -44 45,000
30 AUD/CAD -76 34,000

取引高ランキング:ポンド/円が第2位に

期間中の取引高ランキングを見ると前回3位だったポンド/円が2位に位置した。英投資会社による2兆円規模の東芝買収提案は、仮に実現した場合は、ポンド売り・円買いとなるため、これを想定した投資家が多かったのかもしれない。一方、前回の2位が4位へ転落したメキシコペソ/円だが、集計期間中は小幅な値動きに終始したため、投資妙味が薄かったと思われる。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 3
3 AUD/JPY 4
4 MXN/JPY 2
5 EUR/USD 6
6 EUR/JPY 8
7 GBP/USD 9
8 ZAR/JPY 7
9 AUD/USD 10
10 TRY/JPY 5
11 NZD/JPY 11
12 EUR/GBP 12
13 EUR/AUD 13
14 GBP/AUD 15
15 CHF/JPY 21
16 CAD/JPY 14
17 NZD/USD 16
18 AUD/NZD 18
19 USD/CAD 19
20 RUB/JPY 20
21 EUR/NZD 23
22 CNH/JPY 22
23 USD/CHF 24
24 AUD/CAD 26
25 USD/TRY 17
26 EUR/TRY 25
27 NOK/JPY 27
28 HKD/JPY 28
29 SEK/JPY 29
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は、動意が乏しい中、ロシアルーブルの下落やポンドの下落が目立つことになった。

今週は、米要人発言が相次ぐ中、米3月消費者物価指数や米3月小売売上高なども抑えておきたい。

欧州ではドイツの4月ZEW景況感調査に都市封鎖となった影響が表れるだろう。4月15日には、トルコ中銀政策金利が予定されている。新総裁となったはじめての会合のため、注目度は高いだろう。

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