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米景気回復と原油高で年初来高値更新。株は10%高と伸びる

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総括

米景気回復と原油高で年初来高値更新。株は10%高と伸びる

予想レンジ 5.2-5.7

(ポイント) 
*年内利上げ観測浮上
*ただ外需は強いが内需は弱い
*対米貿易依存度が頗る高い
*再び原油高
*自国製ワクチン開発へ
*新油田発見
*米国は大型インフラ整備計画の財源として大型増税も案も表明
*財務省は2021年成長見通しを上方修正
*2月貿易収支再び黒字へ
*国営電力業者保護法案が民間業者や米加の不満を生む
*大麻を解禁へ 世界最大の市場に
*海外のメキシコ人労働者からの国内送金は増加し続けている
*経常収支は3Qに史上最大黒字に

(年初来高値更新後、円高と米金利低下でのドル安ペソ高で揉みあう)
 ペソは年初来高値を更新し5.4596をつけた。ボルサ株価指数も10%高。円高にも負けていない、ペソは対ドルでは上昇1ドル20ペソを割り込んだ。米国の1.9兆ドル規模の追加経済対策と2兆ドルのインフラ投資計画はメキシコ経済への恩恵が大きいものでありペソや株価を押し上げた。ただ、米国は2.5兆ドルの増税案も発表したため、米金利が低下し全面ドル安となり、特にドル円で下落したため、ペソ円の弱含み推移となる場面もある。

(消費者物価上昇も国内景気は脆弱)
 3月消費者物価は4.67%となり2月の3.76%、予想の4.6%を上回った。2018年12月以来の高い伸びだ。コアインフレ率も4.12%と2月の3.87%から上昇した。利下げ観測は後退したどころか年内利上げ観測が浮上している。
 3月の製造業PMIは45.6と、2月の44.2から小幅上昇した。ただ引き続き景況改善・悪化の分岐点となる50を大きく下回った。コロナウイルス感染流行による企業活動の停止で生産が減少している。3月の消費者信頼感指数も40.4で2月の38.8から改善したが依然水準は低い。一方、3月の企業信頼感指数は55.8と、過去1年で最高となった2月の58.2から低下した。ワクチン接種プログラムにより2月の企業信頼感指数は1年ぶり高水準になったが、感染拡大や規制強化に対する懸念から、3月は低下した。不透明感から回復が一段と遅れ、企業投資や雇用創出の抑制につながる可能性がある。2月鉱工業生産も前年比4.5%減となった。米国経済の回復から外部要因は良好だが、国内経済はまだ脆弱だ。

(年内の利上げ観測強まる)
 インフレ率が急上昇していることから、年内に利上げを行うとの観測が強まっている。市場ではこれまで、2022年まで利上げはないと予想されていた。3月25日の前回政策決定会合では、政策金利は4.0%に据え置かれた。ただ今後数カ月のインフレ率はこれまでの予想よりやや高くなる可能性が出てきたと指摘している。
民間のバノルテ銀行によると、金利スワップ市場は、年内に0.3%の利上げを織り込んでいる。同行は12月の利上げを予想。中銀が今後、「タカ派的な姿勢を強める」方向に傾く可能性が高いと指摘した。

(中銀総裁が景気について発言)
 ディアスデレオン中銀総裁は、景気回復が分野ごとに不均一なペースとなる見通しで、これが新たな課題になるとの認識を示した。昨年の景気回復で最も大きな役割を果たしたのは外需と輸出セクターであり、消費と投資を大幅に上回ったと説明。今後も最大の貿易相手国である米政府の大型追加経済対策を支えに、外需主導の回復が続くとの見通しを示した。総裁は今後の経済について、ワクチン接種と各国の財政支出という異なる2つのエンジンが働くと指摘。その結果、「新たな課題として、経済活動と回復が不均一な形になりそうだ」と述べた。
メキシコ経済は昨年、コロナ禍の影響で8.5%のマイナス成長と、約90年ぶりの大幅な落ち込みを記録。しかし20年4Qには当初予想よりも速いペースで回復した。

(油田発見)
 英BPは、米メキシコ湾深海のプーマ・ウェスト・プロスペクトで石油を発見したと4月14日発表。

(コロナワクチン開発で今月治験へ)
 メキシコ政府は、新型コロナウイルスワクチンの開発を進めており、今年11月か12月に緊急承認される可能性があると明らかにした。
開発を主導する同国の獣医用医薬品メーカー、アビメックスによると、今月に臨床試験が始まる可能性がある。臨床試験の第1相と第2相に成功すれば、すぐに2カ所の新工場で大量生産する計画という。臨床試験が成功すれば、外国製のワクチン入手に苦労し、接種の遅れているメキシコや他の発展途上国の助けになる可能性がある。
メキシコ政府によると、アビメックスが開発中のワクチン「パトリア」は、外国から輸入するワクチンより大幅に安くなる。同ワクチンは米ニューヨークのマウントサイナイ医科大の技術と、米テキサス大の開発したタンパク質成分を用いるという。アビメックスによると、メキシコ政府と国家科学技術審議会が資金を出している。

テクニカル分析

ボリバン2σ上限での揉みあいから上抜けるか

 日足、横ばい続く。ただ4月13日-14日の下降ラインを上抜く。4月13日-15日の上昇ラインがサポート。5日線上向く。
 週足、雲の上に出てボリバン3σ上限へ。3月8日週-22日週の上昇ラインがサポート。ボリバン3σ上限は5.558。
 月足、雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。21年1月-2月の下降ラインを上抜ける。20年11月-21年3月の上昇ラインがサポート。
 年足、陽転。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

メヒコ、南ア、トルコのパトロンは

高金利御三家の貿易依存度1位の相手国は (2019年)

メキシコは 米国が1位(輸出80.5%、輸入45.2%)
南アフリカは中国が1位(輸出10.7%、輸入18.5%)
トルコはEUが1位(輸出が48.5%、輸入34.2%)

パトロンの景気回復の勢いの差も通貨に影響。トルコはパトロンと喧嘩ばかり。
米墨関係の強さは隣国であることもあり言うに及ばずだが
南アは中国系の国会議員まで誕生している。中国人専門の警察署まであるらしい。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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