【トルコリラ/円】「バイデン・リスク」を警戒 G.COMデイリーレポート 2021年4月23日号

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4月23日(金)トルコリラ/円

基調
下値不安

目先の注目材料
・国際商品価格、主要国株価

「バイデン・リスク」を警戒

トルコリラに再び下落圧力がかかっている。昨日はリラ/円が13円台を割り込み、12.86円前後まで下落。トルコ中銀総裁の更迭で12.65円前後まで下落した3月22日以来の安値に沈んだ。米国のバイデン大統領が富裕層へのキャピタルゲイン(譲渡益)増税を提案し、米株の下落と共にリスク回避の動きが強まった事に加え、バイデン政権が第1次世界大戦中に起きたトルコによるアルメニア人の大量殺害について、正式に「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定する見込みと伝わった事が背景だ。トルコリラ相場は、こうした「バイデン・リスク」を意識せざるを得ない状況であり、リラ/円も下値リスクを警戒すべき地合いが続きそうだ。

バイデン大統領のキャピタルゲイン増税案は、富裕層の税率を現行の20.0%から39.6%に大きく引き上げる内容。米国の富裕層が株式などのリスク資産を手離す動きを強めれば、NYダウ平均などの米国株価指数が一時的に値崩れを起こす可能性もある。他方、バイデン政権によるトルコの「ジェノサイド」認定は、100年以上前の話であり象徴に過ぎない面はあるが、エルドアン・トルコ大統領の反発は必至と見られる。トルコによるロシア製ミサイル購入などで冷え込んでいる両国関係は一段と悪化する公算が大きい。いずれの問題も、今後の展開を注視しておく必要があろう。

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