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政策金利決定を前に年初来高値から小反落

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総括

政策金利決定を前に年初来高値から小反落

通貨2位、株価4位
予想レンジ 南アランド円 7.5-8.0

(ポイント)  
*ランドは年初来&20年来高値を更新した
*ただ今週の政策金利決定を前に小反落
*ムーディーズの格付けは現状維持となった
*貿易・経常収支の黒字が南アランドを支える
*資源関連指標は好調
*月消費者物価は3.2%で中銀の目標3-6%の範囲内に戻ってきた
*中銀総総裁=南ア国債の利回りの高さが海外投資家をひきつける
*20年度財政赤字は改善
*世銀の21年成長見通しは3.3%
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結
*中銀の20年インフレ見通しは3.84%

(ランドは年初来高値更新)
先週は一時7.80台にのせて年初来高値と20年来高値を更新したが、先週は全日で終値は7.80を越えず、上ヒゲもでて小反落した。週足も上ヒゲが長くなり一服感が出た。月足の雲の下限、ボリバン2σ上限である8.0到達は時間が掛かりそうだ。

(政策金利は据え置きか)
 今週の政策金利決定は3.5%で据え置きとなりそうだ。政策決定会合で、インフレ上昇の兆しが示されてはいるものの、3-6%の中銀目標の範囲内には収まるとみられている。
世界的なインフレ見通しは上向く方向にある一方、国内のインフレは中銀の目標レンジ内にとどまる見通し。今後の利上げ予想の中間値は、来年1月か3月に0.25%幅で3.75%に引き上げ、7月か9月に同幅で4.0%に上げるとの見方になった。資源価格の急上昇の影響を受けやすい生産者物価指数(PPI)は今年5.3%と、昨年の2.6%から大きく上昇すると見込まれている。消費者物価指数(CPI)は、今年が4.2%。来年には4.3%とやや加速する見通し。物価上昇の一次効果が一巡すれば、需要が拡大するまではCPIもPPIも比較的落ち着いたままになると予想されている。こうした見通しを背景に、今年については大半のエコノミストが利上げはないと見込んでいる。
 GDP成長率は今年はプラス3.9%と、昨年のマイナス7.0%から回復するとの予想になった。今週は政策金利決定の前に消費者物価と小売売上の発表がある。

(ムーディーズは格付けは)
 ムーディーズの格付けは先送りされていたが、先週発表され現状維持となった。
  格付けBa2 見通しネガティブ
 
(南アの鉱業生産関連指標が資源ブームで快調)
 前年比
*3月製造業生産 4.6%増(前月2.5%減)
*3月金生産   10.5%増 (前月9.1%減)
*3月鉱山生産 21.3%増(前月2.3%減)
 
(南ア外貨準備高)
4月536.9億ドル(前月530億ドル)
2018年から500億ドル台で推移している 

(南ア経常収支)
長い間経常赤字であったが、2020年3Qから黒字に転じている。これが南アランドの支えとなっている
 2020年4Qは1978億ドルの黒字
 2020年3Qは2944億ドルの黒字

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テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ上限で揉みあう

 日足、ボリバン2σ上限で揉みあう。5月7日-14日の上昇ラインがサポート。5月12日-14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足、ボリバン2σ上限。5月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。先週は上ヒゲ長し。
 月足、3か月連続陽線。今月もここまで陽線。21年2月-3月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は8.0で雲の下限。
 年足、16年-19年の上昇ラインを下抜くも上抜き返す。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。今年は陽転。

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喜望峰

ワクチン・アパルトヘイト

 ラマポーザ大統領は、新型コロナウイルスワクチンを富裕国が独占する一方、貧困国の何百万人もの人々がワクチンを待ちながら死んでいくとしたら、それは「ワクチン・アパルトヘイト」であると述べた。
南アフリカやインドは、世界貿易機関(WTO)で新型コロナワクチンや医薬品に関する特許権の一部放棄を呼び掛けている。大統領はワクチンは「グローバルな公共財」であるべきだとの見解を示し、放棄要請への国民の支援を求めた。
大統領は「これは自国だけでなく、世界中で平等と人権の向上へのコミットメントを確認することだ。豊かな先進国の人々が安全に予防接種を受けられる一方で、貧しい国の何百万人もの人々が順番を待ちつつ死んでいくという状況は、ワクチンのアパルトヘイトに等しい」とした。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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