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「トルコリラ下落再び ポンドが強い」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2021年5月10日~5月14日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2021年5月10日~5月14日の営業日

▼変動率ランキング
トルコリラ下落再び ポンドが強い


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコ(売)が18週連続首位


▼取引高ランキング
メキシコペソ/円が第2位に


▼まとめ

変動率ランキング:トルコリラ下落再び ポンドが強い

集計週は、全体的には低ボラティで、対円通貨は直近高値を更新し続ける形となった。トルコリラについて、特に対ドル、対ユーロで再び最安値を更新する動きとなっている。第1位から第3位までをトルコ勢が占めることになった。直近の金融政策決定会合では19.0%という政策金利の据え置きが発表されたが、経常赤字、貿易赤字が継続している。外貨準備高の減少が報告されており、トルコ中銀は4月末からリラ買いの為替介入を行っているようなのだが、どれほど効果が出ているかは不透明である。

また、ポンドが続伸した。スコットランド総選挙という政治イベントを経てポンド高という結果となった。ポンド円は2018年2月以来となる154円台を記録し、期間を通して堅調だった。

豪ドルについては、上昇を続けてきた米株が調整する中で下落している。

ドル/円は変動率1.33%の20位になった。12日に発表された、米4月消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回る伸びとなったことから、ドル円は108.70銭台から109.60銭台へ大きく上昇した。CPIの結果は、米長期金利の上昇を連想させ米国株が下げ幅を拡大することにもなった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち10通貨ペアと、前週の4から増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは2通貨ペアで、こちらも前週の「なし」から増加した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 USD/TRY 3.46% 8.5084 8.2237
2 TRY/JPY 3.06% 13.194 12.802
3 EUR/TRY 2.94% 10.2992 10.0055
4 RUB/JPY 2.63% 1.481 1.443
4 AUD/USD 2.63% 0.78907 0.76884
6 NZD/USD 2.39% 0.73043 0.71341
7 AUD/CAD 2.34% 0.95556 0.93375
8 GBP/AUD 2.33% 1.82353 1.78203
9 NOK/JPY 2.19% 13.294 13.009
10 MXN/JPY 2.16% 5.532 5.415
11 AUD/JPY 1.78% 85.8 84.296
12 EUR/AUD 1.75% 1.56884 1.54193
13 GBP/JPY 1.60% 154.434 151.995
14 NZD/JPY 1.52% 79.419 78.227
14 EUR/NZD 1.52% 1.69136 1.66599
14 EUR/GBP 1.52% 0.869 0.85601
17 CAD/JPY 1.43% 90.635 89.355
18 ZAR/JPY 1.39% 7.81 7.703
19 SEK/JPY 1.37% 13.125 12.947
20 HKD/JPY 1.33% 14.125 13.939
20 USD/JPY 1.33% 109.788 108.35
22 USD/CAD 1.30% 1.22021 1.20455
23 GBP/USD 1.22% 1.41659 1.3995
24 USD/CHF 1.21% 0.90933 0.89849
25 CHF/JPY 1.09% 121.338 120.034
26 EUR/USD 1.08% 1.21815 1.20511
27 EUR/JPY 0.90% 132.843 131.657
28 AUD/NZD 0.89% 1.0813 1.0718
29 CNH/JPY 0.87% 17.004 16.857
30 SGD/JPY 0.73% 82.3 81.7

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコ(売)が18週連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ユーロ/トルコ(売)の首位に変化は無かった。その他上位陣に大きな変動はない。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 3443 53,000
2 USD/TRY 2142 44,000
3 RUB/JPY 840 90,000
4 ZAR/JPY 560 40,000
5 CNH/JPY 480 70,000
6 MXN/JPY 420 30,000
7 TRY/JPY 295 6,000
8 EUR/NZD 162 53,000
9 EUR/USD 121 53,000
10 EUR/GBP 113 53,000
11 EUR/JPY 78 53,000
12 EUR/AUD 71 53,000
13 CHF/JPY 70 49,000
13 NOK/JPY 70 60,000
15 USD/CHF 65 44,000
16 USD/JPY 37 44,000
17 NZD/USD 36 32,000
18 GBP/JPY 35 62,000
19 NZD/JPY 20 32,000
20 CAD/JPY 14 37,000
21 AUD/JPY 7 35,000
22 AUD/USD 0 35,000
22 GBP/USD 0 62,000
22 HKD/JPY 0 60,000
22 GBP/AUD 0 62,000
22 SGD/JPY 0 33,000
27 USD/CAD -37 44,000
28 AUD/CAD -42 35,000
29 SEK/JPY -50 60,000
30 AUD/NZD -72 35,000

 

取引高ランキング:メキシコペソ/円が第2位に

期間中の取引高ランキングを見るとドル/円の首位は揺るがず、ここのところ第4位にとどまっていたメキシコペソ/円が第2位になった。13日に発表されたメキシコ中銀の政策金利は、市場予想どおりの据え置き(4.0%)となった。そんなメキシコペソ/円はゆっくりとした上昇トレンドが崩れていないため、スワップポイント狙いの投資家が新たにポジションを作ったと思われる。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 4
3 AUD/JPY 2
4 GBP/JPY 3
5 EUR/USD 6
6 EUR/JPY 5
7 AUD/USD 7
8 GBP/USD 8
9 ZAR/JPY 9
10 TRY/JPY 10
11 NZD/JPY 11
12 CAD/JPY 12
13 GBP/AUD 13
14 EUR/AUD 14
15 USD/CAD 17
16 NZD/USD 15
17 EUR/GBP 18
18 CHF/JPY 16
19 USD/CHF 20
20 CNH/JPY 21
21 USD/TRY 25
22 RUB/JPY 24
23 AUD/CAD 27
24 EUR/TRY 23
25 NOK/JPY 26
26 AUD/NZD 19
27 EUR/NZD 22
28 HKD/JPY 29
29 SEK/JPY 28
30 SGD/JPY 30

 

まとめ

集計週は、好調な消費者物価指数によって米国株などが調整を始め、為替市場にもリスクオフという影響を与えた。

今週は、19日のFOMC議事録が発表される。市場で話題となっている量的緩和の段階的な縮小(テーパリング)についてどのような議論がなされているか、注目だ。また、英国中銀においてもテーパリング議論が高まってきており、ベイリーBOE総裁の講演などはおさえておきたい。

そして、高値もみ合いとなっている南アランド/円を見るうえで、20日の南ア中銀政策金利発表をチェックしたい。こちらは金利据え置きが予想されている。

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