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S&Pが前向きな評価、今週はGDPと経常収支に注目

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総括

S&Pが前向きな評価、今週はGDPと経常収支に注目

通貨1位、株価2位
予想レンジ 南アランド円 7.9-8.4

(ポイント)  
*最強南アランド続伸
*S&Pが財政、成長率で前向きな評価を与える
*製造業PMIなどは好調
*貿易・経常収支の黒字が南アランドを支える
*4月CPIは4.4%
*弱点は雇用と停電
*5月31日からコロナ抑制策発動で経済活動は鈍る
*政策金利は据え置かれた
*格付けは全社が現状維持
*中銀総総裁=南ア国債の利回りの高さが海外投資家をひきつける
*世銀の21年成長見通しは3.3%
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結
*中銀の20年インフレ見通しは3.84%

(最強南アランド続伸、2位カナダを引き離す)
ランドは年初来15.93%で最強通貨、株価指数も15.97%と最強市場の一つだ。年初来、上昇を続けている資源価格と中国からの需要が南アフリカ経済を支えている。貿易収支、経済収支も黒字化している。
(S&Pが前向きな評価)
現在はジャンク債格付けだが、S&Pは前向きな評価をした。財政赤字について、当初の予想よりもやや速いペースで縮小しているとの見解を示した。その上で、新型コロナウイルスワクチンの接種の遅れや構造改革が、引き続き景気回復の妨げになると指摘した。南ア財務省は2月、GDPに対する財政赤字の比率について、20/21年度は14%、21/22年度は9.3%になるとの見通しを示した。債務の対GDP比率はそれぞれ81.9%、85.1%になる見込みとした。S&Pは自社予想を修正し、財政赤字の対GDP比率は20/21年度に11.2%、21/22年度に8.9%。債務の対GDP比率は21年に80.9と南ア政府よりも改善を見込んだ。南アは貿易黒字が大幅に拡大し、税収が増加した。

(5月の製造業PMIは57.8へ上昇)
5月の製造業PMIは57.8と前月の56.2から上昇した。旺盛な内需を背景に新規受注が伸びた。5つのサブ指数のうち、雇用を除く4つが50を上回った。
前月は50を下回っていた受注指数は60.5へ上昇した。国内需要の増加が寄与した公算が大きい。ただ新型コロナウイルス感染対策で5月30日からロックダウンを強化しており、最近の感染急拡大と全国的な電力不足により、製造業は今後数カ月抑制される公算が大きい。政府はこれまで穏やかな制限措置を取ってきたが、新型コロナにより消費者や企業の支出行動が変化した場合、国内需要が妨げられる可能性がある。頻繁に起きる一部送電停止も多くの企業にとって引き続き懸念要因になっていると指摘した。

(5月民間部門PMIは8カ月連続で50上回る)
 5月の民間部門購買担当者景気指数(PMI)は53.2と、好不況の分かれ目となる50を8カ月連続で上回った。新規受注が引き続き増加し、生産と雇用が拡大した。ただ、価格上昇圧力が全体の重しとなった。
 4月のPMIは53.7で、2012年3月以来の高水準だった。5月も堅調に推移し、企業は生産の増加ペースが過去最高に近い水準にあると報告している。新規受注は2カ月連続の増加。民間部門全体で受注が増加しているという。企業は、需要の改善について、主に国内販売によるものだと回答した。

(南アの弱点)
 南アの弱点の一つは雇用だ。1Qの失業率は32.6%と昨年4Qの32.5%を上回り過去最高を更新した。失業者数は724万2000人と前期の723万3000人から増加した。雇用の減少は建設業で8万7000人と最も多く、貿易部門が8万4000人でこれに続いた。運輸、農業などでも減少が目立った。建設業はかなり長期にわたって低迷しており、国内総生産(GDP)でも雇用の面でもマイナスになっている。求職活動をやめた人を含む広義の失業率は43.2%。前四半期は42.6%だった。

(今週の焦点は)
今週は1Q・GDPと経常収支に注目したい。

テクニカル分析(ランド/円)

月足雲中へ上昇、年足は15年-18年の下降ラインを上抜くか

 日足、ボリバン2σ上限越える。6月2日-4日の上昇ラインがサポート。雲のはるか上。5日線上向き。3σ上限は8.27以上。
 週足、5週連続陽線。ボリバン2σ上限越え。5月24日週-31日週の上昇ラインがサポート。
月足、4か月連続陽線。今月も陽線スタートで雲に入る。21年3月-5月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限(8.232)が近い。
 年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインを上抜くか。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

夜間外出禁止時間を拡大、新型コロナ感染増で

 ラマポーザ大統領は5月30日、国民向けに演説し、新型コロナウイルス感染拡大を受けて夜間外出禁止の時間を拡大するとともに、新たな集会人数の上限を設定すると表明した。
5月31日からレベル2のロックダウンが始まり、レストランやバー、フィットネスなど不要不急の施設は午後10時までの営業、夜間外出禁止の時間は午前零時─4時から午後11時─午前4時までに拡大される。
屋内での集会上限は250人から100人に、屋外は500人から250人に、それぞれ引き下げられる。大統領は専門家の見解として、最近の感染増は衛生指針を順守せずに行われる集会の増加が原因と述べた。過去7日間の1日当たり感染者数は平均3745人、これまでにワクチン接種を受けた人は96万人超となっている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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