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ペソは年初来高値更新後は伸び悩みか

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総括

ペソは年初来高値更新後は伸び悩みか

 (ポイント)
*ペソは年初来高値を更新した後は伸び悩み
*経済は3Qまでに新型コロナウイルス禍前の水準に回復する見込み
*金融安定評議会は、金融システムのリスク要因にコロナ禍とインフレをあげる
*米国からの旅行者がコロナ前を上回った5月
*予想外の政策金利引き上げ(利上げ3人、現状維持2人)でペソ上昇
*次期中銀総裁にエレラ財務公債相
*今年のメキシコ経済成長率は5%超か
*外需は強いが内需は弱い
*対米貿易依存度が頗る高い
*米国は大型インフラ整備計画の財源として大型増税も案も表明
*国営電力業者保護法案が民間業者や米加の不満を生む
*大麻を解禁 世界最大の市場に
*海外のメキシコ人労働者からの国内送金は増加し続けている
*モルガン・スタンレーは、「テーパータントラム」のリスクありとした

(今週は伸び悩み)
予想外の中銀の利上げでペソは急騰し年初来高値を更新した後は伸び悩んだ。
ロペスオブラドール大統領は経済は3Qまでに新型コロナウイルス禍前の水準に回復するとの見方を示した。力強い成長を見せる隣国の米経済の恩恵でもある。
ただ6月28日に発表された5月貿易収支は3.4億ドルの黒字で予想の12億ドルの黒字を大きく下回わりペソの売りを誘った。

(メキシコ金融安定評議会)
メキシコ金融安定評議会は、金融システムのリスク要因として、新型コロナウイルスの大流行に加え、一部の先進諸国におけるインフレ率の上昇と金融引き締めの可能性を挙げた。
 「こうした観点に立つと、金融環境はより引き締め的で不安定になるため、メキシコ金融システムへの外的リスクは根強く残る」とした。現在の国内金融市場については、頑健だが、特に為替レ-トでボラティリティーが観察されると指摘した。
国内市場は過去数カ月間でほぼ全面的にリスクが低下したものの、新型コロナ大流行前の水準に比べるとリスクが高いままだとしている。金融安定評議会は財務相、中央銀行総裁、銀行監督当局トップで構成される。
 
(米国からの旅行者がコロナ前を上回った5月)
5月は米国から97万人の旅行者がメキシコを訪れた。全旅行者の83%であり、20年5月の4117%増となった。20年5月は2万3千人だった。2019年5月と比較しても9%増となった。米国のワクチン接種の進展が海外旅行を促進させた。

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(中南米、ワクチン遅延でコロナ感染悪化) 
 WHOは、北米で新型コロナウイルス感染者数が減少している一方、多くの中南米・カリブ海諸国では増加しており、収束は「かなり先のことになる」と述べた。
米州では、米国、カナダ、メキシコで感染者数が減少している一方で、中南米・カリブ海諸国ではワクチン接種が遅延し、感染者が増加。感染力が強い「デルタ変異株」はアルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、ペルー、米国、メキシコなどで確認されている。

(メキシコのコロナ死者、60%多く 統計で改めて可能性示唆)
 これは4月ごろにも出た話であるが、 メキシコの新型コロナウイルスによる死者数が公式な報告数よりも約60%多い可能性があることが、保健省が6月30日に公表したデータで改めて判明した。
 メキシコ政府はかねてより、実際のコロナ死者数は報告数を大幅に上回っている可能性を指摘。3月に発表されたデータでも、死者数が公式統計より6割ほど多い可能性が示唆されていた。保健省の最新統計によると、コロナ流行発生から今年の第20週(5月23日)までに「新型コロナ感染症関連」で死亡証明書が発行された死者数は35万1376人に上った。これは、同期間の公式に報告された死者数(22万1647人)を58.5%上回っている。

テクニカル分析

年初来高値更新後は小反落して横ばい

 日足、今週は小反落して横ばい。6月24日-30日の下降ラインが上値抵抗。6月21日-7月1日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。ボリバン上位
 週足、6月7日週-14日週の下降ラインを上抜きボリバン2σ上限近くまで上昇。3月8日週-6月21日週の上昇ラインがサポート。ボリバン中位から急反発。
 月足、雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。20年2月-21年5月の下降ラインを上抜く。21年3月-5月の上昇ラインがサポート。
 年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

メキシコ大富豪、傘下の銀行がビットコイン受け入れ

"メキシコの資産家リカルド・サリナス氏は暗号資産(仮想通貨)ビットコインについて、利用への支持を表明するとともに同氏の銀行が受け入れる方向にあると述べた。  サリナス氏は「確かに私はビットコインの使用を勧める。私の銀行はビットコインを受け入れるメキシコで最初の銀行となるため取り組んでいる。もし情報が必要なら私のツイッターのアカウントをフォローしてほしい」と呼び掛けた。サリナス氏はメキシコ3位の富豪で、バンコ・アステカのオーナーでもある。
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情報提供元:FX湘南投資グループ
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