NZドル/円（4時間足）
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近１週間のポイント
・失業率悪化で米引き締め観測後退
☆RBNZ早期利上げ期待が浮上
☆独ZEW 米ISM低下でセンチメント悪化
NZドル/円は乱高下の展開
2日の米6月雇用統計で失業率が予想に対し悪化した事などから米連邦準備制度理事会（FRB）の早期引き締め観測が後退すると米国株が上昇。
リスクオンの流れに乗ってNZドルも上昇しました。
6日にはNZの大手金融機関がNZ中銀（RBNZ）の早期利上げ予想を公表した事などから、6月15日以来の高値となる78.76円前後まで上値を伸ばしました。
しかしこの日の欧米市場では、独ZEW景況感調査や米6月ISM非製造業景況指数が低下した事で市場センチメントが悪化。
NZドル/円は一転して77.33円前後まで反落する波乱の展開となりました。
注目ポイントはRBNZの金融政策
NZ中銀（RBNZ）は14日に金融政策を発表します。
NZ経済研究所が公表した四半期調査を基に、ASB銀行は利上げ開始時期の予想を今年11月に前倒ししたと発表。
RBNZは5月会合で来年9月までに利上げを行うとの見通しを示していましたが、さすがに年内の利上げ開始は市場も想定外だったと見られます。
14日の声明では、RBNZが利上げへの距離感をどのように説明するかが最大の焦点となりそうです。
年内利上げの可能性が高まればNZドルは上昇すると見られますが、早期利上げ期待が後退すれば、ひとまずNZドルが下落する可能性もあります。
その他、足元でやや不安定化している世界の株価や原油などの国際商品価格の動向には引き続き注意が必要でしょう。
来週までのNZドル/円の見通し
予想レンジ
76.250～79.000円
基調
波乱含み
来週までの注目ポイント
☆7/14 RBNZ政策金利
・主要国株価 国際商品価格
「為替チャート｜NZドル/円（NZDJPY）｜60分足」はこちら
「高機能チャート（テクニカル分析｜NZドル/円（NZDJPY）｜60分足」はこちら
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
