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「ドル/円、もみ合い継続」 外為トゥデイ 2021年7月8日号

外為トゥデイ

目次

▼7日(水)の為替相場
(1):欧州委 成長率予想を上方修正
(2):NY原油先物急落でクロス円下落
(3):FOMC議事録公表も反応は限定的

▼7日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:もみ合い継続

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

7日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210708090103p:plain期間:7日(水)午前6時10分~8日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):欧州委 成長率予想を上方修正

独5月鉱工業生産は前月比-0.3%と市場予想(+0.5%)に反して低下した。その後、欧州委員会は経済見通しで、今年のユーロ圏成長率予想を+4.8%と5月時点の+4.3%から修正した。インフレ率予想についても従来の+1.7%から+1.9%へと引き上げた。いずれもユーロの反応は小さかった。

(2):NY原油先物急落でクロス円下落

NY原油先物(WTI)が一時1バレル=71ドル台へと急落。NYダウ平均も一時マイナス圏に沈んだ事で豪ドル/円を中心にクロス円が下落した。ドル/円はリスク回避の動きの中で円買いとドル買いが交錯したため小動きだった。

(3):FOMC議事録公表も反応は限定的

米連邦準備制度理事会(FRB)は6月15-16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表。「参加者はおおむね、周到な計画という観点から、必要な場合にテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)のための態勢を整えることが重要と判断した」として、テーパリング開始に向けた議論を本格化させる考えを示した。一方で、幾人かのメンバーは「経済見通しを巡る不透明感は強まっており、労働市場とインフレの道筋について確固たる結論を導き出すのは時期尚早だ」と主張。テーパリングの開始やゼロ金利解除の時期については手掛かりを示さなかった。総じて市場への影響は小さく、ドル/円の反応も限定的だった。

7日(水)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:もみ合い継続

昨日のドル/円は、110.40円前後まで下落したものの、110.81円前後まで反発するなど方向感が定まらなかった。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、次回会合でテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)について本格的な議論に入る事を明らかにしたが、市場への影響は大きくなかった。

FOMC議事録を消化してもなお米長期金利の低下が続いており、ドルの重しとなりやすい一方、日本政府が緊急事態宣言を発動する方針を固めた事から、円も弱含みやすいと考えられる。こうした中、ドル/円は本日も110.50円を挟んだもみ合いが続きそうだ。

注目の経済指標

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注目のイベント

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