2021年7月12日
【ドル/円】：上値抵抗を抜けきれない可能性に注意。
ドル/円は110円台に実体を置く陽線引けとなり、続落を食い止めていますが、上昇エネルギーの強いものではないことや、110.50超えに強い抵抗が出来ており、これを上抜けきれない可能性も高いと見ています。一方下値は109.60-70にやや強い下値抵抗が出来ていますが、109.50割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段のドル下落に繋がり易くなります。 日足、週足の形状が悪化しており、111.10-20の抵抗を上抜けて終えない限り、下値リスクがやや高くなっています。 ドル買いは109.60-70の押し目待ちとします。損切りは短期トレンドが変化する109.40で浅めに撤退です。ドル売りは110.50-60で戻り売り。損切りは浅い場合で110.80，深い場合は111.20で撤退です。 日足の上値抵抗は110.50-60，110.80-90，111.10-20に、下値抵抗は109.60-70，108.90-00にあります。
【ユーロ/円】：上値余地を探る動き。上値抵抗にぶつかる可能性にも注意。
ユーロ/円は高値圏で引ける陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げています。先週の下値トライでも129.60～130.00ゾーンの中期的な下値抵抗を守っていますが、131.50～131.80ゾーンに日足の上値抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意が必要です。短期トレンドは132円台に値を戻せばニュートラルな状態に戻しますが、133.00-10日足の抵抗が、134.00-10に週足の抵抗があり、急伸にも繋がり難いでしょう。買いは様子見か130.00-10で押し目買い。損切りは129.40に置く必要があります。売りは131.50-60で戻り売り。損切りは132.20で撤退です。上値抵抗は131.00-10，131.50-60，131.80-90に、下値抵抗は130.00-10，129.60-70にあります。
【ユーロ/ドル】：上値余地を探る動き。戻り売りの流れは変わらず。
ユーロ/ドルは続伸。1.1800-10の下値抵抗を守り切った感がありますが、トレンドの変化が認められないので、買いは様子見か1.1830-40で軽く試し買い程度に。損切りは1.1780で撤退です。上値余地が若干拡がる可能性が高いので、売りは1日様子見か1.1880-90で軽く戻り売り。損切りは1.1920で浅めに撤退です。1.1950超えで終えれば日足の形状が改善しますが1.20台に実体を戻して終えない限り、短期トレンドは変化しません。上値抵抗は1.1880-90，1.1960-70に、下値抵抗は1.1830-40，1.1800-10にあります。1.1700割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。
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