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日足久々雲の下へ、週足サポート出来るか、大統領支持率低下、今月は健闘

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総括

日足久々雲の下へ、週足サポート出来るか、大統領支持率低下、今月は健闘

(通貨最下位、株価最下位)

予想レンジ トルコリラ/円 12.2-13.2

(ポイント)
*今週は犠牲祭で20-23日がお休み
*政策金利は据え置かれた
*チャートは日足久々雲の下へ、週足サポート出来るか
*インフレは17.53%だが目標は5%とかけ離れている
*大統領支持率低下
*2Q成長率は20%程度か
*通貨スワップ協定の締結に向けて4カ国と交渉
*今月から感染抑制のための規制を一段と緩和
*エルドアン大統領が引き続き経済を支えるために利下げを要求
*外貨準備は増加
*対外純債務は3436億ドル
*政府の21年成長予想は5.75=IMF、EBRD、民間は5.5%予想
*中国とはウィグル族問題、ワクチン、外貨スワップ協定で関係を深めている.
*格付け会社は格下げを示唆
*新憲法制定を画策

(7月は他通貨と比べれば健闘)
 7月は何やら底堅かったが、昨日は雲の下へ下落。週足の上昇ラインがサポート出来るか。3月は年初来で最強通貨だったがエルドアン大統領がインフレを抑制する中銀総裁を突然解任して約4か月混乱してきた。政策金利は解任された中銀総裁の時よりも上昇している。さすがのエルドアン大統領も、インフレ高騰が影響して国民経済に打撃を与え、大統領自身の支持率も与党AKPの支持率も低下しているので無謀な政策を打ち出すことは出来なくなり慎重になっているのだろう。

(政策金利は据え置き、インフレ見通しは)
  トルコ中銀は先週、政策金利を19%に据え置いた。インフレは夏を通して上下に振れる可能性があるとしたものの、金融緩和に近く踏み切る可能性について手掛かりは示さなかった。中銀はおおむねタカ派的なスタンスを維持。各種経済指標で中期インフレ率の恒常的な低下が示されるまで、主要政策金利をインフレ率を上回る水準にとどめると改めて表明した。トルコのインフレ率は6月に17.53%に上昇。ただ中銀は「経済活動の再開に伴い、夏の間はインフレのボラティリティーが高まる可能性がある」とした。中銀はインフレ目標を5%に設定。年末時点のインフレ率は12.2%と予想している。

リラの下落もインフレ高騰の要因なのでドル売りリラ買いの介入資金を増加させるために、数か国とスワップ協定強化、締結のために交渉している。インフレを招くがリラ安のために経済指標は好調だ。今年の成長率も5%以上となっている。大統領が横やりを入れずに金融市場が安定すれば、貿易赤字で下落傾向の強いリラも落ち着いてくるだろう。

(大統領支持率低下)
エルドアン大統領に対する国民の支持は低下傾向にある。現地の調査会社メトロポールによると、16年7月のクーデター未遂事件直後に行われた世論調査では「支持する」が67.6%で「支持しない」の27.4%と大きな差があった。一方、今年6月の調査では「支持する」が47.1%となり、「支持しない」の48.6%を下回った。
 支持低下の背景には、年率15%以上のインフレで物価の高騰が続き、国民生活に大きな打撃を与えているという事情がある。クーデター未遂事件を首謀したとされる在米イスラム指導者ギュレン師の支持者と見なして大量の市民を摘発する一方、政権への「脅威」となり得る少数派クルド系の野党勢力に対する取り締まりも進め、国内外で人権問題への懸念が高まっている。
主要ポストの任免権限を掌握したエルドアン氏が自身に忠実な人物を重要な役職に任命し、政権に批判の声が届かなくなって政策の質が悪化しており、「権威主義の悪い面が出ている」と分析する。

(また解任かと思ったら、反撃だった。名門国立大学で 大統領任命の学長解任)
  トルコの大統領府は今年1月にエルドアン大統領が任命した、最大都市イスタンブールにあるボアジチ大学のメリフ・ブル学長を解任したと明らかにした。
 ブル氏は政権与党「公正発展党」から地方議会選挙に立候補することを希望していたとされ、政権与党と深い関係にあると指摘されていて、学長の任命は大学の自治を脅かすとして批判の声が集まった。キャンパス内外で抗議活動が続き、2月には警察が介入して学生らおよそ160人が一時拘束される事態になっていた。
 大学の自治を脅かすとして大統領への批判にもつながっていたことから、政権側が早期の幕引きを図ったものとみられる。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

日足久々雲の下へ、週足サポート出来るか

 日足、ボリバン2σ下限から上限へ達す。7月9日-19日の上昇ラインを下抜く。
7月16-19日の下降ラインが上値抵抗。雲下へ。5日線下向き。
 週足、5月31日週-7月5日週の上昇ラインがサポート。6月14日週-7月5日週の下降ラインを上抜ける。ボリバン下位。雲の下。
月足、21年3月-6月の下降ラインを上抜く。20年11月-21年6月の上昇ラインがサポート。21年2月-6月の下降ラインが上値抵抗。
年足、6年連続陰線。今年は僅かながらも陽線スタートも中銀総裁の電撃解任で陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

今週は20-23日がお休み=犠牲祭

 犠牲祭は、聖地メッカへの巡礼最終日にあたる日に、イスラム教徒の人々が、牛や羊を生贄として神に捧げ、祈るお祭りだそうです。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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