FX「トルコリラ円は下落余地限られる レバレッジ2倍がおすすめ」長期つみたて投資 川合美智子さんの場合

長期つみたて投資 川合美智子さんの場合


元外銀ディーラーで現在はマーケットについて幅広い投資情報を発信する川合美智子さんに、外貨の長期投資について解説をしていただきました。

目次

▼長期投資のリスクは流動性
▼購入頻度が「毎日」の理由
▼レバレッジ2倍がちょうどよい
▼メインで取り組むのはドル/円とカナダドル/円
▼高金利通貨の分析
▼まとめ

外為どっとコムの新しいサービスとして、定期的に積み立てるプロダクトが出た。
「らくらくFX積立」では、米ドルが1ドルから買えるのが面白い。
長い期間、ポジションを貯めて行って長期運用を行うことで成果が出るのではないかと思う。

長期投資のリスクは流動性

では長期投資のリスクについて、チェックをしておこうと思う。

また人民元は、変動相場制とはいえ、中国の管理下にあることを認識したい。
ロシアルーブルは、流動性の乏しい通貨である。
そう考えると、人民元やロシアルーブルは長期投資から外したいところだ。

トルコリラ円は2021年1月は41円台だった。現在は12円台、5年で1/3以下に減価している。しかし、この先、通貨がゼロになることはないだろうし、続落しても下げ幅は限定的と見られる。また、高い政策金利は魅力だ。少額、かつ低レバレッジでの保有を検討できるのではないか。

購入頻度が「毎日」の理由

購入金額が小さければ、「毎日」の定期買付(かいつけ)で、常に購入レートが平準化していく。つまり、高値も底値も発生するため「高値掴み」を避けることが出来る。定期買付設定として、「毎日」か「毎週」が良いのではないかと思う。

レバレッジ2倍がちょうどよい

レバレッジ1倍は、銀行の外貨預金に近いが、手数料ひとつとっても「らくらくFX積立」の方が有利だろう。
そう考えると、レバレッジをかけなくてもよい気がするが、すこし楽しみを増やす意味でレバレッジ2倍が良いのではと思う。
ただ、レバレッジ3倍となると、意外とリスクがあることに注意したい。
裁量トレードのFXであれば、売買を繰り返すという前提で私は普段は5倍から10倍での取引を勧めている。
その考えからすると、コツコツ積立を行う取引でレバレッジ3倍とする際、取るリスクとしてはどうなのかな、と感じる。
なので、レバレッジ2倍が良いのではないか。

メインで取り組むのはドル/円とカナダドル/円

冒頭に述べた通り、人民元とロシアルーブルを長期投資の対象から外す。

ドル/円は、長期積立投資に向いていると思う。
超長期でチャート分析した時に、下落したとしても105円にサポートが、さらにその下の90円台にもサポートがある。
また、傾向として年間10円程度の変動であるドル/円は、相対的に変動リスクが低いと
考えている。

つぎに、カナダドル/円だ。
現在、長期下落トレンドを少し抜けた状態。強い上昇が始まったかは分からないが仮に上昇スタートならば100円への上昇が見込める。
また、月足チャートで振り返ると、下落しても75円を割り込まないと予想している。
そう考えると、上昇期待がある現在は、投資妙味があると思う。
注意すべきは輸出入ともに主要な貿易相手国がアメリカであるため、アメリカ経済に変調があった際は影響を受けやすいということだ。

高金利通貨の分析

トルコリラ/円
チャート分析を行うと、2015年以降、31カ月移動平均線を上抜けていない。。
ただ、直近の月足を見ると「ちまちま」としか下落していない。
仮に今後ドカンと下がったところで、10円台ではないか。
本来、「新値」を付けてから取引を始めるのがワークすると考えるのでおすすめなのだがすでに下落余地が限られ、為替変動リスクが低下している現在においては金利の魅力の方が強い状態だと感じる。

南アランド/円
直近は強い上昇になったが、中長期の抵抗ラインは抜けていない。
年間2~3円のレンジで動いている通貨ペア。今年はすでに2円ほど上昇している。
FXでの積立を始めるのであれば、もう少し下がってからでもよいのでは、と感じるチャートフェースである。

メキシコペソ/円
景況感はアメリカに影響を受けるが、現在は強いトレンドにある。
下落時は大きく動くリスクがある通貨ペアだろう。
上値抵抗は6円40銭などであること、また直近でメキシコ中銀によるサプライズ利上げがあったことから上昇余地ありと見る。
16カ月上昇が続いているが、20カ月上昇することもあり、現在も妙味はあると思う。

まとめ

定額で毎日積立を行う場合、レバレッジは2倍がおすすめだ。ドル/円とカナダドル/円をメインに、下落余地が限られるトルコリラ/円や、同じく高金利の南アランド/円、メキシコペソ/円への長期投資が面白いと考える。

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川合美智子氏
ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役/外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役/外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

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