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7月はここまで最強。なべ底型だが上放れはまだ

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総括

7月はここまで最強。なべ底型だが上放れはまだ

(大統領が静かだと相場も安定)
(通貨最下位、株価最下位)   

予想レンジ トルコリラ/円 12.3-13.3

(ポイント)
*今月はここまで最強通貨
*米国は対トルコ制裁継続
*7月企業信頼感指数は改善
*キプロス問題でEUと対立か
*政策金利は据え置かれた
*インフレは17.53%だが目標は5%とかけ離れている
*大統領支持率低下
*2Q成長率は20%程度か
*通貨スワップ協定の締結に向けて4カ国と交渉
*今月から感染抑制のための規制を一段と緩和
*エルドアン大統領が引き続き経済を支えるために利下げを要求
*外貨準備は増加中
*対外純債務は3436億ドル
*政府の21年成長予想は5.75%=IMF、EBRD、民間は5.5%予想
*中国とはウィグル族問題、ワクチン、外貨スワップ協定で関係を深めている
*格付け会社は格下げを示唆
*新憲法制定を画策

( 7月はここまで最強通貨 )
今月は円やスイスを差し置いて月間首位、先週は週間5位で調子がいい。経済指標が特に強かったわけでもない。7月消費者信頼感指数は前月の81.7から悪化して79.5となった。ただ外貨準備高は一時460億ドル台に減少していたが、スワップ協定強化もあり625億ドル台まで増加した。外貨準備が増えれば、介入も強化され投機的に売り込まれることも避けられる。

(政策金利は据え置き)
トルコ中銀は、政策金利を19%に据え置き、金融緩和に近く踏み切る可能性について手掛かりは示さなかった。中銀はおおむねタカ派的なスタンスを維持。各種経済指標で中期インフレ率の恒常的な低下が示されるまで、主要政策金利をインフレ率を上回る水準にとどめると改めて表明した。それに対してエルドアン大統領から利下げ要求が出なかったことは相場を落ち着かせた。

(米国は対トルコ制裁継続)
 悪いニュースは、バイデン米大統領が、トルコによるロシア製地対空ミサイル「S400」購入を巡り、米国の「敵対者に対する制裁措置法」に基づく対トルコ制裁を維持することにコミットしていると、ヌーランド米国務次官が21日、議会証言で明らかにしたことだ。さらに、トルコ政府がロシアから主要な武器システムの一段の購入に動けば、米国はトルコに追加制裁を科すとも表明した。いつまたこれがクロ-ズアップされリラ売りに繋がるかもしれない。ただ現状は小康だ。

(7月企業信頼感指数は改善)
 7月企業信頼感指数は114.8で6月の113を上回った。2012年4月以来の高水準だ。雇用や輸出の期待値が改善した。
 今週は中銀議事録、7月経済信頼感指数、6月貿易収支、2Qのトルコへの旅行者数などが発表される。

(キプロス問題でEUと対立か)
 エルドアン大統領は7月20日、分断状態のキプロス島でトルコのみが国家承認する「北キプロス・トルコ共和国」を訪問し、分離独立を支持した。南側でギリシャ系のキプロスや同国が加盟する欧州連合(EU)の反発は必至で、EU・トルコの関係改善に水を差しそうだ。
 約300年にわたりオスマン帝国領だったキプロスには多くのトルコ系住民が住み、60年の独立後はギリシャ系との紛争が起きた。ギリシャへの併合を図るクーデターとトルコの軍事介入を経て、面積36%を占める北側は83年に独立宣言した。トルコを除く国際社会は南のギリシャ系キプロスのみを承認している。

長年、国連などが仲介して再統合交渉が試みられてきたが、いずれも挫折した。2020年には北キプロスで、エルドアン政権に近く分離独立を訴えるタタル大統領が当選した。キプロスが加盟するEUのフォンデアライエン委員長は7月上旬、分離独立案を「決して受け入れない」と断言している。エルドアン氏の発言への反発は必至で、EU・トルコ間の関係は一段と悪化しかねない。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

なべ底型のようだが上放れしない

 日足、ボリバン2σ下限から上限へ達す。7月20日-26日の上昇ラインがサポート。7月23日-26日の下降ラインが上値抵抗。雲中。5日線上向き。
 週足、7月12日週-19日週の上昇ラインがサポート。6月7日週-14日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。雲の下。
 月足、21年3月-6月の下降ラインを上抜く。20年11月-21年6月の上昇ラインがサポート。21年2月-3月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、6年連続陰線。今年は僅かながらも陽線スタートも中銀総裁の電撃解任で陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

イスタンブールが五輪招致へ 36年夏季大会で市長表明

 トルコ最大の都市イスタンブールのイマモール市長は7月13日、2036年夏季五輪・パラリンピック招致を計画していると明らかにした。20年大会(今夏に1年延期)の招致争いでは東京に大差で敗れ、イスラム圏初開催を逃した。
 夏季五輪は24年パリ、28年ロサンゼルス。32年はブリスベン(豪)開催が既に決まっている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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