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「FOMC前、米債利回りが不安定化」 外為トゥデイ 2021年7月27日号

外為トゥデイ

目次

▼26日(月)の為替相場
(1):米中関係の緊張で市場心理悪化
(2):独7月Ifo前回から低下 ユーロ円下落
(3):米株続伸 リスク選好の流れ再開
(4):米新築住宅販売悪化もドル反応せず

▼26日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:方向感 出にくい展開

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

26日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210727090117p:plain期間:26日(月)午前7時00分~27日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米中関係の緊張で市場心理悪化

連休明けの本邦勢が仲値の前後でドル売りに動いたとの観測などからドル/円が軟化。中国人民元の対ドル基準値が前日より元安水準に設定された事や、上海株が下落して始まった事から豪ドル/円も軟化した。他のクロス円も売りが優勢だった。中国外務次官は米国務副長官との会談で、米中関係の膠着は米国の一部の人々が中国を「仮想敵国」と見なしているためだと指摘。「きわめて間違った考え方と極めて危険な対中政策」の是正を米国に求めた事が報じられた。こうした米中関係の緊張が市場心理を悪化させた面もあった。

(2):独7月Ifo前回から低下 ユーロ円下落

独7月Ifo企業景況感指数は100.8と予想(102.5)に反して前回(101.7)から低下した。欧州株安も相まって、ユーロ/円は129.68円前後まで下落した。

(3):米株続伸 リスク選好の流れ再開

米国株が堅調に始まるとリスク選好の流れが再開。クロス円では円売りが優勢となった一方、ドル/円はストレートドル(ユーロ/ドルなど)でのドル売りとクロス円での円売りの綱引きとなり、方向感が出なかった。なお、米国株はこの日も小幅ながら続伸。主要3指数が揃って終値ベースで過去最高値を更新した。

(4):米新築住宅販売悪化もドル反応せず

米6月新築住宅販売件数は年率換算67.6万件と市場予想(79.6万件)を大幅に下回ったが、ドルに目立った反応はなかった。

26日(月)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:方向感 出にくい展開

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落した。中国株の大幅安などを背景にドル売り・円買いが先行。欧州市場序盤には110.12円前後まで弱含んだ。その後は米長期金利の持ち直しとともに下げ渋ったが、戻りは110.40円台までに留まった。なお、米10年債利回りは一時1.22%前後まで低下したが、NY市場終盤には1.29%台に上昇するなど、不安定な動きが続いた。本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしたポジション調整の影響と見られる。

ドル/円は本日も、米10年債利回りの不安定な動きを睨んで方向感が出にくい展開となりそうだ。下値支持は110.00円前後、上値抵抗は110.70円前後と想定される。

注目の経済指標

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注目のイベント

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